東北メディカル・メガバンク機構

バイオバンク・コホート調査情報

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  • 東北メディカル・メガバンク計画では、2013年よりコホート調査を実施しています。コホート調査により収集された試料や情報は、バイオバンクに集積され、一部は全国の研究者に利活用されています。

    ここでは、コホート調査の内容、そしてバイオバンクに格納されている試料や情報についてご紹介します。

     

    東北メディカル・メガバンク計画 コホート調査のあゆみ

    5月 地域住民コホート調査 特定健康診査共同参加型 開始
    6月 地域子ども長期健康調査(本調査)開始
    7月 三世代コホート調査開始
    9月 岩手医科大学による地域住民健康調査 開始
    10月 地域支援センター型コホート調査開始
    2月 地域住民コホート調査第一次集計状況をプレスリリース
    7月 脳と心の健康調査開始
    6月 三世代コホート調査の中間結果報告をプレスリリース
    6月 地域住民コホート調査の第二次報告をプレスリリース
    11月 地域住民コホート調査登録者5万人
    1月 地域住民コホート調査の第三次報告をプレスリリース
    3月 地域子ども長期健康調査完了
    3月 地域住民コホート調査(ToMMo、IMM) リクルート完了
    11月 コホート調査参加者合計で15万人
    1月 三世代コホート調査登録者7万人
    2月 震災被災地の健康状態の調査結果をプレスリリース
    2月 脳と心の健康調査参加者4,000人
    3月 三世代コホート調査リクルート完了 すべてのコホート調査のリクルートが完了
    6月 詳細二次調査開始
    2月 三世代コホート調査の初期的な解析結果についてプレスリリース
    2月 震災による家屋被害が生活習慣・検査データに影響を与えている可能性についてプレスリリース
    3月 宮城県民の口腔内の健康状態についてプレスリリース
    12月 詳細調査で明らかになる震災被害の長期的な影響についてプレスリリース
    1月 MRI検査の脳画像撮影件数が1万件を達成

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    コホート・バイオバンクの試料と情報の種類

    コホート調査により収集された様々な試料や情報はバイオバンクに格納されます。それぞれの試料や情報は ID により管理され、様々な情報を縦断的に解析することができます。どのような試料や情報があるか、「コホート調査全体」と「分譲対象」のそれぞれについてご紹介します。

    コホート調査全体

    コホート調査で収集したすべての試料・情報は以下となります。

    種類 内容(2018/4月時点)
    基本情報
    コホートの種別 地域住民コホート(宮城): 5.2万人(特定健康診査共同参加型3.8万人、地域支援センター型1.4万人) 詳細は こちら から。
    地域住民コホート(岩手): 3.2万人(特定健康診査共同参加型2.6万人、サテライト型0.6万人)
    三世代コホート: 新生児コホート7.3万人、胎児コホート7.4万人 詳細は こちら から。
    生体試料
    生体試料 血液(採血できない場合は唾液もしくは臍帯血)と尿: 15万人
    妊婦、新生児の生体試料 臍帯血:1.9万人、母乳:1.8万人(生後1ヶ月)
    歯垢 詳細二次調査にて収集中
    検査情報
    検体検査情報 血液、尿の検体検査情報(血液学的検査(血球計算, 白血球分画等)、生化学的検査、免疫学的検査(アレルギー検査等)、尿検査): 15万人
    詳細検査情報(ベースライン:収集済み) 成人、子ども共通:身長、体重、聴力検査、眼科検査、口腔内検査
    成人のみ:推定中心血圧検査、頸動脈エコー検査、体組成検査、骨密度検査、呼吸機能検査、口腔内検査、聴力検査、握力測定、脚伸展力測定、歩数測定など:2万人
    子どものみ:腹囲、頭囲、眼軸長検査
    詳細検査情報(MRI:収集中) MRI撮像画像(頭部、腰、膝)、脳と心の検査:7千人
    詳細二次調査(約5年おきの追跡情報:収集中) 成人、子ども共通:身長、体重、聴力検査、眼科検査、口腔内検査(歯垢採取を含む)、心電図検査 成人と特定の年齢の子ども:体組成検査、骨密度検査、呼吸機能検査、握力測定、
    成人のみ:推定中心血圧検査、頸動脈エコー検査、呼気NO検査、握力測定、家庭血圧検査、歩数測定
    子どものみ:腹囲、頭囲、眼軸長検査、視力・屈折検査、社会性発達評価検査
    調査票情報
    基本調査票 基本情報(血液型、学歴など)、飲酒、喫煙状況など。詳細は こちら から。
    追跡情報 郵送(電子的な返信も実施)による調査は約1年おきで、内容は仕事の状況や健康チェックなど。詳細二次調査参加者は調査会場でのタブレットによるアンケート調査と自宅記入型の調査を実施する。詳細は こちら から。
    三世代コホート調査関連 三世代コホート調査の新生児の家族を対象とする子どもに関する調査。郵送(電子的な返信も実施)により実施する。詳細は こちら から。
    その他
    家系情報 血縁情報と同居状況(父方祖父0.8千人、父方祖母4.3千人、母方祖父1千人、母方祖母1.3千人、父8.8千人、母2.2万人、同胞9.5千人、新生児2.6万人)
    診療情報 県内基幹病院、MMWIN®経由での取得に向けて準備中
    共同研究 味覚機能、尿中ナトカリ比、活動量、睡眠状態:5千人
    妊娠初期から産後1ヶ月まで定期的に血液・尿・歯科検体、血圧や体調などのライフログデータ:300人
    乳酸菌飲料および発酵乳の摂取状況(調査票):(2020年度末までに)最大約9万人 便サンプル:(2020年度末までに)2.5千人
    妊婦の心拍情報、生活パターン、心の変化、歩数、睡眠パターン:(2020年度末までに)500人
    分譲対象

    一部の試料・情報については分譲を行っています。各リリースにより分譲する内容や対象が異なります。分譲は、審査委員会による審査が必要となります。申請の方法は こちら をご覧ください。

    リリース 対象 分譲する項目
    1.0.0 (2016/3/31) 平成25年度 地域住民コホート特定健診相乗り型 全ゲノムリファレンスパネル(1KJPN)対象者:1,070人 基本情報血液・尿の検体検査情報調査票(生活)情報特定健康診査情報生体試料、ゲノム解析情報(SNV全ゲノム
    1.1.1 (2017/2/21) 平成25年度 地域住民コホート特定健診相乗り型 OmniExpressExome SNPアレイ解析対象者:10,000人 基本情報血液・尿の検体検査情報調査票(生活)情報特定健康診査情報生体試料、ゲノム解析情報(SNVOmniExpressExome SNPアレイ
    1.2.0 (2017/10/2) 全ゲノムリファレンスパネル(2KJPN)対象者:2,049人 基本情報血液・尿の検体検査情報調査票(生活)情報特定健康診査情報生体試料、ゲノム解析情報(SNV全ゲノム)、オミックス解析情報(メタボローム解析情報プロテオーム解析情報
    1.3.1 (2018/7/19) 平成25年度 Japonica v2/v1/Omni 2.5/OmniExpressExome解析対象者:約23,000人 基本情報血液・尿の検体検査情報調査票(生活)情報特定健康診査情報生体試料、ゲノム解析情報(SNV全ゲノムSNPアレイ
    2.0.0 (2018/8/8) AMED先端ゲノム研究開発(GRIFIN) Japonica v2およびメタボローム解析対象者:約9,600人 基本情報血液・尿の検体検査情報、調査票(生活)情報(罹患歴のみ)、特定健康診査情報生体試料、ゲノム解析情報(ジャポニカアレイ®v2)、メタボローム解析情報
    2.1.0
    (2019/5/22)
    MRI解析対象者:約4,300人 基本情報、調査票(生活)情報(罹患歴のみ)、認知・心理検査情報
    2.3.0
    (2019/7/31)
    地域住民コホート特定健診相乗り型ベースライン調査 TMM 67K:約67,000人 基本情報血液・尿の検体検査情報調査票(生活)情報調査票(食)情報特定健康診査情報生体試料
    分譲項目 内容(2018/10月時点)
    基本情報 年齢、性別
    血液・尿の検体検査情報 血液学的検査(血球計算, 白血球分画等)、免疫学的検査(アレルギー検査等)、生化学的検査、尿検査
    調査票(生活)情報 基本情報、運動、飲酒、喫煙、ストレス、家族構成および健康状態、体質、仕事の状況、睡眠、人とのつながり、東日本大震災の記憶、東日本大震災での被災と体験、うつ、女性の健康
    調査票(食)情報 食生活
    認知・心理検査情報 注意・処理速度関連、PTSR関連、現在のうつ・不安関連、全般的な精神的健康、アレキシサイミア関連、性格傾向、エジンバラ利き手テスト
    特定健康診査情報 検査データ(身長、体重、腹囲、血圧、尿タンパク、尿など)
    生体試料 DNA、血漿、血清、尿
    EBV不死化細胞(一部のみ)
    増殖T細胞(一部のみ)
    ゲノム解析情報(SNV、全ゲノム) 全ゲノム解析情報(3,552人分 ※カタログ1.0は1,070人、1.2と1.3は2,049人)
    ゲノム解析情報(SNPアレイ) ジャポニカアレイ®解析情報(v2:8.6K人(カタログ1.3)+9.2K人(カタログ2.0)、v1:1.8K人)
    疑似全ゲノムデータ(インピュテーション技術で全ゲノム復元された情報)
    OmniExpressExome SNPアレイ解析情報(1万人分)
    オミックス解析情報 メタボローム解析情報(1千人分 ※カタログ2.0は約600人)
    プロテオーム解析情報(501人分)

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    バイオバンク試料・情報の利用

    多くの研究者にバイオバンクの試料と情報を活用していただけるよう、データシェアリングの促進を図っています。希望する情報の種類をクリックしてください。

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    コホート調査で得られた試料と情報について

    セキュリティ

    東北メディカル・メガバンク計画におけるバイオバンクには、名前、住所等の個人情報のほか、各種検査値、そして遺伝情報が含まれます。これらの情報が流出すると、将来罹患する可能性のある病気や予期せぬ血縁関係などが第三者に漏れるという事態になりかねません。このため遺伝情報を含むバイオバンクでは強固なセキュリティ対策が必要となります。一方、これらの情報は研究を推進する資産として多くの研究者にデータシェアリングされるべきと考えています。通常データシェアリングする情報の範囲が広ければ広いほど漏えいのリスクは高まるため、私たちはセキュリティとデータシェアリングを両立させるべく様々な対策を行っています。

    具体的な対策については こちら から。

    データクリーニング

    研究に適した品質を保ち精度が高いデータを提供するため、ToMMoではデータクリーニングを実施しています。次のような項目があった場合には、データの補正もしくは注意書き(フラグ)を付けます。

    ・調査票データ(参加者が記入) 明らかに誤りである項目(例:同一個人で 身長50cm 体重160kg) 手書き文字の補正(例:服用薬の商品名)

    ・異常値 検査ミス、機器の異常や故障

    データモニタリング

    長期間にわたりデータを収集していると、測定した季節や検査者により値に偏りが生じる場合があります。データを定期的にモニタリングすることにより、データの偏りの傾向が明らかになるので、場合によってはデータを補正します。

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    共同研究

    妊婦の疾患の予防と早期発見

    ・ヘルスケアデータとゲノム解析を活用した妊婦の疾患の予防・早期発見に向けた共同研究を開始
    ・妊婦の病気の予防に向けた研究参加者の募集が完了 ~世界最大規模のライフログデータと生体データの統合解析を開始~
    ・NTTドコモとの共同研究「マタニティログ調査」のデザイン論文がBMJ Open誌に掲載
    ・妊婦の病気の予兆を示すライフログや体内物質の変動パターンが明らかに~妊娠期間中に発症する病気の予防や早期発見に道筋~【プレスリリース】

    妊産婦のこころの健康

    ・「産後うつ」研究向け妊婦用スマートテキスタイルの開発
    ・スマイリー・マミー・プログラムを開始します

    乳酸菌摂取による効果

    ・乳酸菌摂取の保健効果を明らかにする共同研究を開始 ~数万人以上の規模の疫学研究で相関を解明へ~
    ・疾病罹患・生理機能低下と腸内細菌叢との関連性を明らかにする共同研究を開始

    日常生活のモニタリングと健康データ

    ・自分で測り自分で創る健康社会へ ‐一人ひとりの日常生活のモニタリングと健康データの関連の解明を目指した5,000人規模の共同研究を開始‐

    皮膚の健康調査

    ・「アトピー性皮膚炎に関する皮膚の健康調査:お肌チェック」を実施しています

    健康長寿社会実現への貢献を目指した国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の利用

    ・健康長寿社会実現への貢献を目指した「きぼう」利用に係る 東北メディカル・メガバンク機構との連携協定の締結について

    iPS細胞の樹立

    ・東北メディカル・メガバンク計画参加者の血液細胞からのiPS細胞樹立に成功 ~15万人分の保存血液細胞がiPS細胞研究に利用できる可能性~

    嗅覚と遺伝子多型、脳画像・認知機能の関連

    ・嗅覚と遺伝子多型、嗅覚と脳画像・認知機能に関するアドオンコホートを開始

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    関連論文、関連プレスリリース

    論文

    The Tohoku Medical Megabank Project: Design and Mission Journal of Epidemiology Vol. 26 (2016) No. 9 P 493-511 doi:10.2188/jea.JE20150268
    Security controls in an integrated Biobank to protect privacy in data sharing: rationale and study design BMC Medical Informatics and Decision Making (2017) 17:100 doi:10.1186/s12911-017-0494-5
    Biobank Establishment and Sample Management in the Tohoku Medical Megabank Project. The Tohoku journal of experimental medicine. 2019; 248 (1): 45-55. doi:10.1620/tjem.248.45
    Establishment of Integrated Biobank for Precision Medicine and Personalized Healthcare: The Tohoku Medical Megabank Project. JMA Journal. doi:10.31662/jmaj.2019-0014
    Cohort Profile: Tohoku Medical Megabank Project Birth and Three-Generation Cohort Study (TMM BirThree Cohort Study): Rationale, Progress and Perspective. International Journal of Epidemiology. 2019; : . doi:10.1093/ije/dyz169

    その他の関連する論文

    プレスリリース
    コホート関連

    2019.08.19 嗅覚と遺伝子多型、嗅覚と脳画像・認知機能に関するアドオンコホートを開始
    2019.03.05 妊婦の病気の予兆を示すライフログや体内物質の変動パターンが明らかに~妊娠期間中に発症する病気の予防や早期発見に道筋~
    2018.12.05 詳細調査で明らかになる震災被害の長期的な影響‐家屋被害の大きかった人で、心理的苦痛、平均歩数、骨密度への影響が継続‐
    2018.04.12 東北メディカル・メガバンク機構、疾病罹患・生理機能低下と腸内細菌叢との関連性を明らかにする共同研究を開始
    2018.03.09 宮城県民3万人の口腔内の健康状態
    2018.02.08 震災による家屋被害が生活習慣・検査データに影響を与えている可能性
    2018.02.01 東北メディカル・メガバンク計画の三世代コホート調査
    2017.05.23 自分で測り自分で創る健康社会へ
    2017.02.16「脳と心の健康調査」への参加者が4,000人に到達
    2017.02.01 震災被災地の健康状態 ‐地域住民コホート調査より‐

    バイオバンク・データシェアリング関連

    2019.08.08 6万7千人分の生体試料・情報の分譲を開始 ‐食事などの生活情報から検査値まで幅広い情報を網羅‐
    2019.04.11 東北メディカル・メガバンク計画参加者の血液細胞からのiPS細胞樹立に成功 ~15万人分の保存血液細胞がiPS細胞研究に利用できる可能性~
    2019.03.28 東北メディカル・メガバンク計画 岩手県8,300人分の生体試料・生理機能検査情報などの分譲を開始 -脳卒中・心臓病などの予防法や治療法の開発に貢献可能-
    2019.02.08 健康長寿社会実現への貢献を目指した「きぼう」利用に係る 東北メディカル・メガバンク機構との連携協定の締結について
    2018.06.13 次世代医療の開発を加速! ゲノム医科学用供用スーパーコンピュータ AMED/ToMMoのシステムを拡張して全国利用体制を構築へ
    2017.10.18 国立長寿医療研究センターとToMMoが共同研究契約を締結
    2017.08.28 2万3千人分の生体試料・情報の分譲を開始
    2017.02.21 1万人分のSNPアレイ情報の分譲を開始

    ゲノム・オミックス解析関連

    2019.02.25 「日本人基準ゲノム配列」初版JG1の公開~日本人のゲノム解析がこれまでよりも精密かつ正確に~
    2018.08.30 東北メディカル・メガバンク機構、 日本人多層オミックス参照パネル(jMorp2018) 公開したメタボローム解析情報の人数が1万人を突破
    2018.06.25 東北メディカル・メガバンク計画による 3.5千人分の日本人全ゲノムリファレンスパネルに X染色体とミトコンドリアゲノム情報を追加
    2018.03.30 100人規模の全ゲノム・エピゲノム・トランスクリプトーム情報の分譲を開始しました
    2017.12.28 日本人一般住民が持つ疾患の原因遺伝子の変異の頻度がわかる?
    2017.10.03 日本人多層オミックス参照パネル、更に高精度に
    2017.07.18 日本人3,554人分の全ゲノムリファレンスパネルを作成
    2017.06.06 日本人基準ゲノム配列、精度が向上した新版(JRGv2)を公開

    2016年以前のプレスリリースについては こちら をご覧ください。

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    お知らせ
    2019.09.20| 第3回東北メディカル・メガバンク計画合同研究会が開催されました 2019.09.17| ジャポニカアレイ®NEOを開発 ~より広くさまざまな人々にゲノム解析が適用可能に~【プレスリリース】 2019.09.13| 「赤十字健康まつり2019」に参加します(9/28) 2019.09.13| 食事調査の調査協力者募集について「一般成人を対象とした食物摂取頻度調査票および24時間思い出しWeb食事調査の妥当性・再現性の検証」 2019.09.13| 第92回日本生化学会大会に出展します(9月18日(水)~20日(金))

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