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2015.06.04

三世代コホート調査の中間結果報告 -宮城の妊婦及びその家族で喫煙状況、アレルギーなどの現状-【プレスリリース】

東北大学東北メディカル・メガバンク機構は平成25年7月より宮城県内に在住する妊婦さんとそのご家族を対象に「三世代コホート調査」を実施し、平成27年5月18日までに10,817人の妊婦さんとそのご家族、累計で26,769人にご協力いただいています。本調査は宮城県全県でおこなった初の大規模調査です。

妊娠初期にご回答いただいたアンケート調査の結果から、妊娠前の体格・身体活動の状況や、妊娠がわかってからの喫煙状況、妊婦さんご自身やパートナーのご両親との同居率、採血検査からスギ花粉特異的IgEの陽性率に有意な地域差があることが確認されました。

これらの結果は、年齢構成や既往分娩の有無などに影響を受けるため、科学的に詳細な検討を行っていく必要があります。科学的な検討結果の一部は、平成27年6月5日に宮城県公衆衛生学会にて報告予定です。一方、地域の関係団体に結果を報告し、それに応じた対策をとることで、現在の妊婦さんあるいは、将来の妊婦さんの健康状況の改善が見込めることから、データを公表するとともに、調査にご協力いただいた医療機関や自治体にも統計解析後の結果をお返しします。各地区における今後の健康状況のさらなる改善に努める基礎資料となることを望んでおります。

プレスリリース本文(PDF)

関連リンク

三世代コホートの活動内容
三世代コホート調査ウェブサイト(参加者向け)