ToMMoは、未来の医療に至る長い長い道のりを一歩ずつ歩んでいます。その途中—「今」の光景をぜひ、ご堪能ください。

interview
第9回 オファーがあれば受け入れる。それがフォワードでもバックスでも
僕がToMMoで所属しているセクションは「広報・企画部門」「ゲノム解析部門」「総務・企画事業部」「地域支援センター調整室」「脳画像コホート室」「遺伝情報回付推進室」「地域支援仙台センター」(すべて2021年3月時点)と多岐にわたります。いくつかのセクションでは組織の長として仕事をしています。2019年からは副機構長も拝命しました。今となっては広く深くToMMoに関わっている僕ですが、実は参加当時は[...]
pickup
第10回 水槽に隠された複数の謎を解き明かす
~ゲノムワイド関連解析(GWAS)による原因遺伝子探索~
この病気の原因の一部は遺伝子にあるのではないか? 家族内の病歴などを根拠に、ずっと昔からこの可能性は研究されていました。遺伝子の構造が解明されるにつれ、まず明らかになったのは単一遺伝子疾患の原因遺伝子です。この調子でもっと詳しく遺伝子を調べていけば、いろいろな疾患の原因がわかるのではないかと期待されましたが、残念ながらそううまくは行きませんでした。単一遺伝子疾患、つまり原因がひとつの要因である疾患[...]
column
第10回 凍らせて小さい世界を見る
―クライオ電子顕微鏡でどんどん見える分子構造―
小さいものを大きく拡大して、とても見えそうになかったものが見えるようになる。それはとてもワクワクする体験です。私たちは、小学生の時に虫メガネや顕微鏡を使って花粉やでんぷん、プランクトンなどを観察しました。 顕微鏡の発展は、医学の世界にも貢献しています。我が国の北里柴三郎によるペスト菌の発見、志賀潔による赤痢菌の発見も顕微鏡を用いることで世界的な業績を成し遂げています。しかし、野口英世は黄熱病の研究[...]