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2024.06.18
完全長日本人参照ゲノム配列およびミトコンドリアヘテロプラスミーパネルの公開【プレスリリース】
発表のポイント ・ 日本人のゲノム配列のほぼ全ての塩基配列を決定した日本人参照ゲノム配列JG3を公開しました。 ・ 日本人8,380人の全ゲノム解析データを活用し、ミトコンドリアDNAの細胞内多様性を記述したミトコンドリアヘテロプラスミーパネルを公開しました。 ・ JG3およびミトコンドリアヘテロプラスミーパネルにより[...]
2024.06.11
BMI×ゲノムで2型糖尿病の遺伝的リスク予測精度を向上 〜やせているのに糖尿病になりやすい体質〜【プレスリリース】
研究成果のポイント ・ 肥満ではない集団において2型糖尿病の遺伝的なリスク予測がしやすいことを発見。また、日本人集団と欧米人集団の遺伝的な違いを補正する機械学習手法と組み合わせることで予測精度を向上。 ・ 日本人集団に多い非肥満2型糖尿病は、これまでゲノム情報があまり詳しく調べられていなかったが、大規模ゲノム解析によっ[...]
2024.05.08
家族性先天性甲状腺機能低下症を起こすゲノム異常を特定 ~遺伝性疾患研究は新たな段階へ~【プレスリリース】
慶應義塾大学医学部小児科学教室の鳴海覚志教授、東北大学東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門の田宮元教授・高山順准教授、国立成育医療研究センター周産期病態研究部の中林一彦室長らの研究グループは日本人先天性甲状腺機能低下症患者を対象とした研究を行い、15番染色体の非コードゲノム異常が疾患発症に関わることを特定しまし[...]
2024.04.19
食道扁平上皮がんにおいて生体防御遺伝子が高頻度に変異する原因を解明【プレスリリース】
発表のポイント ・食道扁平上皮がんで、生体防御因子である遺伝子NRF2が高頻度に変異し、がん細胞の増殖を活性化する仕組みを明らかにしました。 ・NRF2を異常に活性化する2つの遺伝子変異のうち、NRF2変異は食道扁平上皮細胞の生存に、より有利であることがわかりました。 ・本研究では、NRF2が活性化した食道扁平上皮がん[...]
2024.04.11
モデルナと国立大学法人東北大学 東北メディカル・メガバンク機構、日本で潜在性ウイルスの抗体保有率などを把握する共同研究を開始【プレスリリース】
Moderna Inc.(以下、「モデルナ」)の日本法人モデルナ・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:長山和正、以下、「モデルナ・ジャパン」)は本日、モデルナと国立大学法人東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(宮城県仙台市、機構長:山本雅之、以下、「ToMMo」)が、2つの一般的な潜在性ウイルスであるサイ[...]
2024.04.10
5万人分の経時的な試料・情報分譲の開始~時間による変化を調べることで、より広く充実した研究が可能に~【プレスリリース】
発表のポイント ・東北メディカル・メガバンク(TMM)計画は、これまで分譲対象だった2013年から2017年に収集した試料・情報に加えて、このたび、2017年から2021年にかけて収集した試料・情報の分譲を開始しました。 ・この期間には約5万人に対して2回目の健康調査が行われ、初回とほぼ同じ項目の健康調査が数年間隔で行[...]
2024.04.01
15万人規模の健康調査情報、ゲノム・オミックス情報を研究計画立案に活用 TMMプレリサーチの運用を開始【プレスリリース】
発表のポイント ・ 研究のプレリサーチ(多様な情報の組み合わせの検索や研究シーズの探索等)の実施を容易なものにするシステム、TMMプレリサーチの運用を開始しました。 ・ TMMプレリサーチにより、一定の条件のもと自席のPCからも研究計画立案のために統合データベースdbTMMへのアクセスが可能です。 ・ 東北メディカル・[...]
2024.03.19
複数のバイオバンクにまたがる利用申請がシンプルに ~バイオバンク・ネットワークの共通の利用申請システムを開発~【プレスリリース】
発表のポイント ● 日本の主要なバイオバンク間で、複数のバイオバンクをまたいで利用申請を行う際に、一度の記入で申請が可能な申請システムを開発し、分譲利用を対象にその試行的な運用を開始しました。 ● 本申請システムは、バイオバンク横断検索システムにより検索された試料・情報について、その利用の窓口として機能し、スムーズな利[...]
2024.03.07
いつもの食事が血液中の脂質に反映される 一般住民4,000人の脂質濃度と食習慣との相関を解析【プレスリリース】
発表のポイント • 東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査の参加者、約4,000人分の血漿中の脂質濃度と食習慣を関連解析したところ、数十種の脂質分子と複数の食習慣との間の相関を発見しました。 • このうち、近年様々な健康効果が知られるようになってきた奇数脂肪酸の濃度を高める上で、日本人集団において乳製品摂取が有効[...]
2024.02.28
重症先天性心疾患の一つで主要な原因遺伝子を発見 日本人総動脈幹症患者の1/4以上を占める遺伝子変異の可能性 【プレスリリース】
発表のポイント • 日本人において頻度の高い遺伝子変異 (TMEM260 遺伝子 c.1617del) が、重症先天性心疾患の一つである総動脈幹症の主要原因であることを発見しました。 • この遺伝子変異は日本人総動脈幹症の発症原因として最大、もしくは2番目に大きく、日本人総動脈幹症患者全体の1/4以上を占めると考えられ[...]