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2023.08.29
JAXAとの共同研究により、Nrf2が宇宙ストレスによる炎症・血栓形成を抑止することを発見
ToMMoはJAXAと共同研究を実施しており、これまでにさまざまな成果を出しています。 この度、Nrf2が宇宙ストレスによる炎症・血栓形成を抑止することを発見し、論文としてCommunications Biology誌で発表しました。 発表のポイントは次の3つです。 ・国際宇宙ステーション(ISS)に約1ヶ月間滞在した[...]
2022.11.09
転写因子Nrf2による糖尿病性腎臓障害の保護作用〜ストレス応答性転写因子Nrf2と糖尿病性腎臓病〜【プレスリリース】
発表のポイント ・ 自然発症糖尿病モデルマウスであるAkitaマウスと、転写因子Nrf2の遺伝子ノックアウトマウスを組み合わせた複合変異マウスの腎臓では、酸化ストレス、炎症、線維化が増加していることがわかりました。 ・ Nrf2遺伝子ノックアウトAkitaマウスでは、血液中で尿毒症物質が増加し、腎臓の糸球体や尿細管が障[...]
2022.09.15
cmgh誌に発表 ~食道上皮におけるNRF2活性化細胞の運命~
転写因子NRF2が活性化した「NRF2活性化がん」は、食道扁平上皮がん中で30%以上を占め、予後が悪いことが知られています。しかし、NRF2活性化細胞そのものが、がん化するか否かは分かっていません。 今回、山本雅之機構長を中心とした研究グループは食道上皮中にNRF2活性化細胞と正常細胞が混在するモデルマウスを作出し、解[...]
2021.12.09
ストレス対応で宇宙環境に身体をアジャスト! 〜ストレス応答性転写因子Nrf2の宇宙における脂質代謝調節〜【プレスリリース】
発表のポイント •  国際宇宙ステーション(ISS)に約1ヶ月間滞在したマウスから微量の採血を行い、血液成分の網羅的な解析を行ったところ、血液中のリン脂質やコレステロールが上昇し、中性脂肪が低下していました。 •  各種組織の遺伝子発現量の検討では、白色脂肪組織で中性脂肪を貯蔵させる変化が、また、肝臓では血中リン脂質を[...]
2021.06.30
宇宙マウス実験から明らかになった成果が論文発表されました
ToMMoの山本 雅之機構長らのグループは、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」実験棟の微小重力環境において、野生型および Nrf2 遺伝子ノックアウトマウスを 31 日間飼育し、骨格筋に与える影響を調べました。重力変化に対して感受性の高いヒラメ筋に着目し、遺伝子発現解析および組織学的解析した結果、微小重力環境に[...]
2021.06.02
酸化ストレス応答に関与するKeap1-Nrf2 システムにおけるNrf2活性化の分子基盤に関する論文が Communications Biology 誌に掲載されました
大学院生の堀江 悠太さん・鈴木 隆史講師 (東北大学医学系研究科医化学分野) と井上 仁助教 (ゲノム解析部門) らが執筆した、Keap1-Nrf2システムにおけるNrf2活性化の分子基盤とされるヒンジ・ラッチシステム※の解明に関する論文が Communications Biology 誌に掲載されました。 Keap1[...]
2020.07.08
「毒を以て毒を制す」悪性腫瘍の治療法~逆転の発想による治療抵抗性腫瘍の新しい治療戦略~【プレスリリース】
発表のポイント • 抗がん剤や放射線治療に抵抗性を示す腫瘍に対する新しい治療戦略の有効性を、マウスを用いた実験で実証しました。 • 転写因子※1Nrf2の活性化を伴う治療抵抗性※2の腫瘍に対して、周囲の正常細胞のNrf2を活性化させることで、腫瘍の進行を抑制できることを明らかにしました。 • 転写因子Nrf2の活性化は[...]
2020.01.23
ヒト肺がん細胞の多層オミックス解析からNrf2活性に関連する新たな診断マーカー候補分子を同定:国際学術誌 Cancer Science 誌に掲載
ゲノム解析部門の、三枝大輔講師、元池育子准教授、齋藤さかえ講師、本橋ほづみ教授、山本雅之教授らは、ヒト非小細胞性肺がん検体から樹立された細胞株(88種)を培養し、得られた細胞抽出成分とその培養上清を用い、エクソーム、トランスクリプトームおよびメタボローム解析を実施することで、がんの悪性化への関連が示されているNrf2活[...]
2020.01.21
Nrf2活性化によるアルツハイマー病改善作用の解明【プレスリリース】
~酸化ストレスや炎症を標的とした新しい治療法に向けて~ 発表のポイント ・ 転写因子※1 Nrf2活性化について、遺伝子改変※2を利用した正確性の高い解析手法を用いて、Nrf2がアルツハイマー病モデルマウスの病態を改善することを明らかにしました。 ・ Nrf2を活性化することにより、アルツハイマー病モデルマウスの脳内の[...]
2018.05.30
国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」でのマウス飼育ミッションの記者説明会を行いました
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)山本雅之機構長率いる研究チームは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究のもと、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」にてマウスを飼育し、宇宙環境におけるほ乳類への影響を研究するミッションを4月4日から5月5日まで31日間実施しました。 このミッションについ[...]