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2013.03.12

第7回ToMMoクリニカル・フェロー連絡会議が開かれました。

2013年2月26日(火)、第7回 ToMMoクリニカル・フェロー連絡会議が開かれました。ToMMo勉強会が併催され、中谷純副部門長(医療情報ICT部門)が講師をつとめました。

勉強会の内容は以下の通りです。

講師:中谷純副部門長(医療情報ICT部門)

演題:未来型医療に必要な医療情報基盤

内容:

2003 年にヒトゲノム配列解析完了宣言が出された後、米国ではNIH Road map やFDA Innovation or Stagnation が提示された。当時、本邦において、未来型医療像として、ゲノム医療が主役になるであろう医療(個人差医療・疾病予防)とゲノム医療が脇役になるであろう医療(無痛医療・心まで目を向けた全人医療)が提示・議論された。前者の医療像でのゲノム医療における情報学の役割は、ゲノム情報/オミックス情報が多階層的に関連しながらネットワークを作り上げた総体としての分子情報と、疾患の原因としての環境情報や疾患に関する情報、診断・治療に関する情報などからなる医療情報などから構成される『巨大で繊細な情報』を、意味のある情報として臨床現場で簡便に扱うことができるようにすることである。そのために中心となる情報基盤技術はオントロジー技術であり、それを応用した多面的な整理を可能とする多視点・多次元知識情報基盤を構築する必要がある。

他にも勉強会では、医療クラウドによる個人情報のセキュリティー管理や長期間安定して情報を利用することを念頭においたネットワークシステムの標準化統一視点設計、『東北医療情報ハイウェイ』構想などについてもお話がありました。

次回のToMMoクリニカル・フェロー連絡会議では、引き続き中谷純副部門長が勉強会の講師をつとめる予定です。

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