お知らせ

記事一覧
全て
ニュース
成果
プレスリリース
イベント
2015.03.06

phrase vol. 3 メイキングレポートー 気仙沼インタビュー滞在記【前編】

ToMMo広報室では現在、広報誌phrase vol. 3を鋭意制作中。発行は6月下旬の予定です。今号の特集テーマは「継承」。被災地インタビューの舞台は気仙沼市。そこで、一足先に気仙沼インタビュー取材の舞台裏をみなさまにお伝えしたいと思います。題して「phrase vol. 3 メイキングレポート」。いつものphraseとは一味違ったフライング気味のスピンオフversion【前編】をお楽しみくださいませ。

 2/17pm 出発

ID9316_ph_1_IMG_3265

 

 

 

 

 

仙台市街の県庁市役所前バス停から高速バスで気仙沼へ。phrase vol. 3では震災から4年の時を過ごした気仙沼市民の「今」をご紹介するつもりです。それにしてもなぜ、高速バスで? もちろん編集者がクルマを持っていないからです。

 

 

気仙沼に到着!

ID9316_ph_2_IMG_3268

 

 

 

 

バスに揺られて3時間。気仙沼市に到着しました。まずはToMMoの前線基地、地域支援気仙沼センターへ。ToMMoカラー、ピンクの看板が目印。

 ToMMo地域支援気仙沼センター

 

ID9316_ph_3_50A6136

 

 

 

さっそく気仙沼センターの人々に「継承のフレーズ」を手書きしていただきました。手書きの内容は、phrase vol. 3本誌またはWEB版で後日公開いたします。気仙沼センターのみなさんは元気いっぱい! 編集者はたじたじであります。

 

ToMMo地域支援気仙沼センターの人々

ID9316_ph_4_50A6203

 

 

 

 

 

 

小野寺香央里さん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 

ID9316_ph_5_50A6186

 

 

 

 

 

 

小野寺政子さん(ToMMoスタッフ・気仙沼センター長代理)

 

ID9316_ph_6_50A6565

 

 

 

 

 

 

小野寺恵美さん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 

ちなみに、上記のお三方、3人の小野寺さんはご親族ではございません。

9316_文中_50A7852

 

 

「気仙沼の7割のヒトは小野寺です」by きくた みく

 

ID9316_ph_7_50A6578

 

 

 

 

 

 

畠山あすかさん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 

 2/18 取材1日目

気仙沼取材は滞在2日目の朝から本格的に始まりました。あ、取材の模様をお伝えする前に、こちらをご紹介。

 

復興屋台村・気仙沼横丁

ID9316_ph_8_50A5879

 

 

 

 

ID9316_ph_10_50A5873

 

 

 

 

ID9316_ph_9_50A5868

 

 

 

 

気仙沼港近辺はかつて多くの飲食店が並ぶ賑わいのある街でした。そんな街並みの多くが東日本大震災の大津波によって流失しました。特に南町はほぼ100%の飲食店が津波で流されたそうです。この『復興屋台村・気仙沼横丁』は仮設店舗を集めて作られた仮設飲食街。港町・気仙沼の長期的復興支援を目的に設立されました。

 

そして、写真撮影をしてくれる千葉健一カメラマンです。一連の気仙沼取材に同行してくれます。長年、仙台で活躍していた千葉カメラマンは、実は気仙沼出身。まさに今回の気仙沼取材にうってつけのスタッフィングなのです。

ID9316_ph_11_IMG_3288

 

 

 

 

千葉健一さん(photographer)

 

さて、気仙沼横丁を撮影してから、ほど近くにある居酒屋『ぴんぽん』にやってきました。この店の店主・白幡さんに「継承のフレーズ」を手書きしていただきます。

ID9316_ph_12_IMG_3297

 

 

 

 

 

『ぴんぽん』は創業34年目。東日本大震災の大津波の被害を受けましたが、震災の半年後に仮オープンし、3年後に正式に営業を再開したそうです。

ID9316_ph_13_50A5916

 

 

 

 

 

 

 

 

白幡日出男さん(居酒屋『ぴんぽん』店主)

 ID9316_ph_14_50A5883

 

 

 

 

車で移動し、ToMMo気仙沼けんこうスクエアへ。ToMMoスタッフはランチの最中でした。編集者&カメラマンもこのあと、お昼タイム。

ID9316_ph_15_IMG_3363

 

 

 

 

ID9316_ph_16_IMG_3366

 

ToMMo地域支援気仙沼センターの人々(続き)

ID9316_ph_17_50A6192

 

 

 

 

 

 

菊川毅さん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 

ID9316_ph_18_50A6180

 

 

 

 

 

 

松田憲一さん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 

ID9316_ph_19_50A6157

 

 

 

 

 

 

佐藤博一さん(ToMMoスタッフ・GMRC)

 気仙沼センターにはお祭り男が揃っております。

 

ID9316_ph_20_50A6070

 

 

 

 

午後は海鮮料理店『福よし』へ。ここは元々、海沿いにあった店で、東日本大震災の大津波に見舞われました。震災の翌年、それまで店があったところからさらに海の近くに場所を移して営業を再開。

 

 あれほどの大津波に襲われたら、海から離れた場所で再開しようと思うのが自然な気がしますが、より海に近いところに移ってしまうのが『福よし』の心意気。震災前から現在に至るまでの経緯と店舗再建への奮闘の様子について、店主の村上さんに1時間ほどインタビューさせていただきました。

ID9316_ph_21_50A5950

 

 

 

 

 

 

 

村上健一さん(福よし・店主)

 ID9316_ph_23_IMG_3316

 

 

 

千葉カメラマン、奮闘中。

 

ID9316_ph_24A_50A6916

 

 

 

 

 

次に、『Sea Candle Coffee』へ。美味しい珈琲とセンスの良い音楽を楽しめる気仙沼のカルチャースポットです。マスターの後藤さんに「継承のフレーズ」を手書きしていただきました。

ID9316_ph_24B_50A6125

 

 

 

 

 

 

後藤秀治さん(Sea Candle Coffee・マスター)

 

 

ID9316_ph_26_IMG_3333

 

 

 

 

夜は気仙沼在住の看護師、鈴木伸さんと食事をしながら「継承のフレーズ」を手書きしていただき、気仙沼の魅力をうかがいました。

 

ID9316_ph_27_50A6238

 

 

 

 

ID9316_ph_28_IMG_3278

 

 

 

 

かくして、気仙沼取材1日目の夜は更けていくのでありました。

 

 

 

2/19 取材2日目

 

ID9316_ph_29_50A6546

 

 

 

 

取材2日目は、まず、おひさま保育園へ。

 

ID9316_ph_30_50A6418

 

 

 

 

 

 

 

園内に足を踏み入れた瞬間から子供たちの元気な声が。

 

ID9316_ph_31_50A6423

 

 

 

 

ID9316_ph_32_50A6518

 

 

 

 

元気元気! もう、大騒ぎであります。ここでは、理事長の里見栄美さんに1時間以上もインタビューさせていただきました。

 ID9316_ph_33_50A6399

 

 

 

里見栄美さん(おひさま保育園理事長)

 おひさま保育園の前身は、南気仙沼幼児園。里見さんの叔母さまがその理事長を務めていらっしゃいましたが、東日本大震災の大津波で幼児園は流失、叔母さまは津波の犠牲となりました。震災後、里見さんは、叔母さまの遺志を継ぎ、保育施設を再興。それが現在のおひさま保育園です。

 

内容の濃いインタビューを終え、子供たちの声がこだまする保育園を後にしました。ここで、ちょっと、今回の取材旅行の途中で、「継承のフレーズ」を手書きしていただいた気仙沼市民の方々を何人か、ご紹介。

フレーズな方々

ID9316_ph_34_50A6630

 

 

 

 

 

 

玉木加寿也さん(美容師)

ID9316_ph_35_50A6932

 

 

 

 

 

 

海老原雄紀さん(気仙沼市職員・当時)

 玉木さんはSea Candle Coffeeマスター、後藤さんのバンド仲間。海老原さんは災害復興住宅建設計画を進めるために東京都庁から出向していた市職員さんでした。

 

ID9316_ph_36_50A6231

 

 

 

 

 

 

日野郁夫さん(ひのき・店主)

ID9316_ph_37_50A7818

 

 

 

 

 

 

及川勇さん(プレジャー・マスター)

 日野さんは復興屋台村・気仙沼横丁の中にある居酒屋さんの主人。及川さんは南町紫市場の近くにあるバー『プレジャー』のマスターです。及川さんの店は津波で浸水しましたが、震災後1ヶ月後に再開。当初はバイクのエンジンをかけてそのライトを店内照明にして開店していたそうです。

 

ID9316_ph_38_IMG_3371

 

 

 

 

 

 

さて、午後は、次のインタビュー場所であるカフェ、K-portへ移動。

ID9316_ph_39_50A7388

 

 

 

このK-portは、俳優・渡辺謙さんが「被災した気仙沼市民に『心の港』をプレゼントしたい」という思いからオープンしたカフェです。設計は建築家・伊東豊雄さん。現在、気仙沼市民の憩いの場として欠くべからざる存在になっています。

 珈琲を頼んで待っていると、インタビュイーのヨガ・インストラクター、千葉瑠美子さんがいらっしゃいました。ここから1時間半のインタビュー。

ID9316_ph_40_50A6647

 

 

 

 

 

 

 

 

千葉瑠美子さん(ヨガ・インストラクター)

 インタビュー後は、千葉瑠美子さんのヨガ教室におじゃましました。

ID9316_ph_42_50A6875

 

 

 

ID9316_ph_41_50A6867

 

 

 

 

 

 

 

2日目も、とっても中身の濃い取材ができて、ようやく終了です。

ID9316_ph_42B_IMG_3495_2

 

 

 

 

南部のbluesがよく似合う町、気仙沼。(編集者の単なる主観ですけど)

 

 

 

2/20 取材3日目

ID9316_ph_43_50A7315

 

 

 

 

 

 

気仙沼インタビュー取材【前編】最終日は、NPO法人『ピースジャム』の本拠地、ピースジャム工房へ。

 

ID9316_ph_44_50A7311

 

 

 

ここでは『ピースジャム』代表の佐藤賢さんにロングインタビュー。

 ID9316_ph_45_50A6983

 

 

 

佐藤賢さん(ピースジャム代表)

 

佐藤さんは震災直後から、赤ちゃんのための粉ミルクと紙おむつを支援するボランティア活動を始めました。その後、被災した若い母親の雇用創出のためにジャム製造・販売事業に着手。一連のボランティア活動を続けていく場としてNPO法人『ピースジャム』を立ち上げ、現在は赤ちゃん用の万能布、ベビーモスリンの製造・販売も始めています。

 ID9316_ph_46_50A7120

 

 

ID9316_ph_47_50A7112

 

 

 

 

 

 

とっても濃厚なインタビューの後、工房で製品を作っていたスタッフの方々に「継承のフレーズ」を手書きしていただきました。

フレーズな方々

ID9316_ph_48_50A7213

 

 

 

 

 

 

泉弘子さん(ピースジャム・スタッフ)

ID9316_ph_49_50A7253

 

 

 

 

 

 

阿部典子さん(ピースジャム・スタッフ)

ID9316_ph_50_50A7291

 

 

 

 

 

 

千葉千晴さん(ピースジャム・スタッフ)

 

 2/20pm 帰還

ID9316_ph_51_IMG_3378

 

 

 

 

 

大充実の気仙沼インタビュー取材【前編】は無事終了。ここでは取材対象者のご紹介に終始しましたが、もちろんphrase vol. 3本誌およびWEB版phraseにはみなさんのインタビューを掲載いたします。というわけで、phrase編集者は再び高速バスに乗って仙台に帰っていくのでありました。

 

さらば、気仙沼。ちょっと寒いけど、とても素敵な町!

【前編】The End.

【後編をご覧になりたい方はこちらから】

【phrase vol. 1&vol. 2はこちらからpdfでご覧になれます。よろしければ、ぜひ】