お知らせ
- 2022.07.20
第3回バイオバンク オープンフォーラム「バイオバンクと参加」を開催します(9/13)
開催概要
趣旨:
日本各地でバイオバンクの構築が進み、その利活用に注目が集まりそのあり方についての議論が行われています。バイオバンクは多くの参加者があって初めて成り立つものであり、多くの方々から検体・情報の提供が進んで行われることが構築の礎であり、また発展に必須のことです。一方で、参加者とバイオバンクとの関係は、必ずしも単純なものではありません。一般的な臨床研究等と異なり、提供される検体・情報を利活用するのは目の前にいる医師・研究者とは限りませんし、提供時点でどういった研究に使われるのか決まっていないことが通例です。利活用は複数・多岐にわたり、また多年にわたることも多く、提供時点ではまだ開発されていない研究手法が用いられることも珍しくありません。また、バイオバンクの試料・情報を用いた研究成果は、利活用する研究者によって生み出され、参加者にとっては、見えづらい間接的なものとなる面も否めません。更に、現在多方面で始まろうとしている参加者の日常的なデータをバンク化する取組や、参加者にリスク等の情報を返却する試み、個人情報保護法制の変遷による同意の有効性の議論なども勘案すると、参加者・提供者とバイオバンクがどう関わりを持っていくべきなのかは、非常に大きな課題です。
そんな中で、バイオバンクへ参加することを、バンク側からどのように促すべきなのか、また、参加者に対してどのようなことを示せばいいのか、第三者にあたる関係機関の役割は何か、バンク試料・情報を利活用する側としては何ができるのか、また、患者あるいは一般住民の参加者は何を求めているのか、そして参加者自身はどのように感じていらっしゃるかなど、多角的な議論を行う場をつくります。
【名称】第3回バイオバンク オープンフォーラム
【テーマ】バイオバンクと参加
【会期】令和4年9月13日(火)16:00~18:30
【会場】ウェビナー形式で開催(Zoomウェビナー)
【主催】東北大学東北メディカル・メガバンク機構
(AMEDゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム 「ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク利活用促進に向けたバイオバンク・ネットワーク構築と運用支援に関する研究開発」による)
【協賛】国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)
【参加申込み】
下記リンク先の参加申込フォームより、事前にご登録ください。
参加申込みはこちら ※ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。
【参加登録締切】令和4年9月12日(月)
実際には9月13日(火)にも登録可能ですが、事前登録にご協力をお願いします。
【定員】500名
プログラム
16:00- 開会趣旨
16:10- 話題提供 “バイオバンク構築と参加”
・地域住民型バイオバンクの運営者から
「地域住民参加型バイオバンクの維持・継続について」
岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構 臨床研究・疫学研究部門
部門長 丹野 高三
・診療機関併設型バイオバンクの運営者から
「バイオバンクの構築と患者さんの参画~大学病院での経験から」
筑波大学筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター
部長 西山 博之
16:35- 話題提供 “バイオバンクへの参加~患者・家族の立場から“
読売新聞東京本社医療部編集委員 本田 麻由美
心を守る会 会長 國子 克雄
特定非営利法人 ASrid 理事長 西村 由希子
マイスター・ジャパン代表 能勢 謙介
17:25- 話題提供 “バイオバンクと参加~一般住民の立場から”
一般社団法人マザー・ウイング 代表理事 小川ゆみ
17:35- 話題提供 “医師・研究者として参加を促し利活用する”
「バイオバンクの利活用による成果と国民への還元事例の紹介」
国立国際医療研究センター 研究所 感染病態研究部
テニュアトラック部長 杉山 真也
「バイオバンクへの参加を促し研究成果を得る:難聴の遺伝子解析の経験から」
信州大学医学部 特任講師 西尾 信哉
17:55- 話題提供 “バンク利用者の立場から”
18:05- ディスカッション
18:20- まとめと閉会
※終了後、参加者を交えた振り返りの会を開催します。
お問合せ先
バイオバンク オープンフォーラム運営事務局
※事務局は、令和3年度研究分担機関である(一社)日本生物資源産業利用協議会(CIBER)が担当しています。
Email:biobank-openforum”AT”biobank-network.jp(“AT”の部分を@に変えてください。)
関連リンク
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一般社団法人日本生物資源産業利用協議会(CIBER)