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2021.08.18

北米と日本のお子さんにおけるジュースの摂取量を比較した論文がPreventive Medicine Reports誌に掲載されました

三世代コホート調査では、国内の他の出生コホートや海外の研究機関と連携を深めております。

この度、University of California, San Francisco (UCSF)のWojcicki先生が筆頭著者となり、北米と日本のお子さんにおけるジュースの摂取量を比較した論文を発表しました。

一般的に、日本のお子さんでは、欧米諸国のお子さんよりも肥満の割合が低いと言われています。お子さんの肥満には、ジュースの摂取量の多さが関連しているという報告があり、実際に本研究で日本人のお子さんでは北米のお子さんに比べてジュースの摂取量が少ないことがわかりました。さらに、北米のお子さんでは飲料から砂糖を多く摂取している傾向がありました。本研究の結果から、ジュースの摂取量が北米と日本のお子さんにおける体格の違いに影響している可能性が示唆されます。

ToMMoは今後もUCSFと共同で、三世代コホート調査のデータを活かして、お子さんの肥満のリスクを研究していきます。

書誌情報

タイトル:Limited consumption of 100% fruit juices and sugar sweetened beverages in Japanese toddler and preschool children
著者名:Janet M.Wojcicki, Kenji J.Tsuchiya, Keiko Murakami, Mami Ishikuro, Taku Obara, Naho Morisaki
掲載誌:Preventive Medicine Reports
掲載日:30 May 2021
DOI:10.1016/j.pmedr.2021.101409