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2015.02.16

第57回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(2月27 日)

第57回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は大阪大学産業科学研究所・杉山 麿人先生を講師としてお迎えし、「統計的に有意な構造をビッグデータから発見する」について講演していただきます。

・日時:平成27年2月27日(金) 17:00‐18:30
・場所:東北メディカル・メガバンク棟3階小会議室2

・演題:統計的に有意な構造をビッグデータから発見する
・講師:杉山 麿人 先生(大阪大学 産業科学研究所 知能推論研究分野)

*本講演は医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。

・概要:ビッグデータからの知識発見を目的とするデータマイニングは、化学や生物学などの基礎科学から経営やマーケティングへの応用に至るまで幅広い分野で活用されている。特に、共起して発現する遺伝子の組み合わせや、特定の活性をもつ化合物が共有している構造などデータに潜む組み合わせ的構造を発見するための手法の開発は、データマイニングにおける中心的課題である。ところが、発見された知識の統計的な有意性の担保、すなわちP値の計算は生命科学をはじめとするデータマイニングの主要な応用領域では必須の要請であるにも関わらず、長く重要視されてこなかった。本講演では、2013年にPNASで発表された寺田らの論文をきっかけに現在急速に研究が進んでいるこの問題への取り組みについて紹介する。特に、データマイニングの分野で発達した超高速アルゴリズムと、統計の分野で発達した多重検定法を融合することで、この問題の解決を可能にする最新の成果について紹介する。

・世話人:三森隆広、長﨑正朗