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2023.02.21

地域住民コホート調査参加者のエピゲノムの解析結果を百寿者研究に活用した研究が論文発表されました

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)、慶應義塾大学、KDDI総合研究所の研究グループは、地域住民コホート調査参加者のうち20代から70代までの健常者421名を選定し、超並列型DNAシークエンサーの情報を用いて年齢を推定する新規手法を開発しました。

この手法を用い、東京百寿者研究(TCS)全国超百寿者研究(JSS)の100歳以上の百寿者94名のエピゲノムの状態を解析したところ、百寿者の推定年齢は暦年齢よりも若いこと、とくにCD44を中心としたがん関連遺伝子とCNTNAP2などの認知機能にかかわる遺伝子群のエピゲノム状態が若い人と同程度に維持されていることがわかりました。一方で、SMAD7などの抗炎症に関与する遺伝子周辺のエピゲノム状態は、より老化が進んだような状態にあることが明らかになりました。

この成果は、国際科学雑誌 The Lancet Healthy Longevity誌に2023年2月1日付(オンライン公開)で掲載されました。原著論文

詳細はこちら(IMMのウェブサイト)をご覧ください。