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2019.07.11

The 5th ToMMo-NHRI Conference AsiaPacific Forum on Population Genomicsを開催しました

東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)および台湾のNational Health Research Institutes(國家衛生研究院、NHRI)が共同で開催するシンポジウムThe 5th ToMMo-NHRI Conference AsiaPacific Forum on Population Genomicsが、7月9~10日の二日間にわたり仙台で開催されました。また、本シンポジウムはイルミナ株式会社の協力で行われました。
今回で5回目の開催となるシンポジウムは、Cohort Studies、Population Genomics、Functional Genomics、Cancer Genomics and Precision Medicineの4つのセッションに分けて行われ、各セクションで若手中堅の研究者を中心に幅広い分野からの発表や最近の成果の報告が行われました。日本、台湾のみならず、香港や米国、豪州からのゲストも登壇しました。


登壇するPeter Goodhand氏(左)、Philip Tsao教授(右)

今回はがんや難聴、代謝疾患など医療情報やゲノム情報を活用し個別化医療の実現を目指す様々な研究が発表されました。ゲノム情報、医療情報の共有利活用の観点からは、Peter Goodhand氏(The Global Alliance for Genomics and Health(GA4GH))から国際的にデータを共有するdata sharingから研究者が相互のデータベースを解析するdata visitingを進めていこうという提案や、当機構の荻島創一教授によるスーパーコンピュータによる大規模医療情報・コホート情報の解析基盤の構築への取り組みについて意見交換がなされました。
また、米国の大規模コホート研究プロジェクトであるMillon Veterans Programの責任研究者であるPhilip Tsao教授(Stanford University)から、そのデータの特性やGWAS研究の現況について紹介がありました。


登壇するPak Chung Sham教授(左)、Shih-Feng Tsai教授(右)

個別化医療の観点からは、台湾国家衛生研究院のShih-Feng Tsai教授の次世代シークエンサーを活用した家族性腫瘍や希少疾患への取り組み、Sean Grimmond教授(University of Melbourne)によるがんクリニカルシークエンスへの取り組みなどが紹介されました。また、多因子疾患の遺伝的素因の解明のための理論的問題点を、その分野の世界的権威であるPak Chung Sham教授(The University of Hong Kong)教授から丁寧な解説がありました。当機構からも日本人のゲノム解析に特化した参照ゲノムJG1に関連する報告や尿ナトリウムカリウム比と高血圧の関連の疫学的研究など、先駆的な取組についての発表がありました。


登壇する岡村容伸助教(左)、小暮真奈助教(右)

非常に活発な意見交換・発表の場となり、シンポジウムは盛会に終わりました。今後、日本各地や台湾の研究機関とToMMoとの協力ネットワークがさらに広がり、アジア太平洋地域ののゲノム医療研究が進展することが期待されます。

 

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