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2019.07.01

三枝講師らが執筆した質量分析イメージング法の検出感度を向上するツールについての論文が発表されました

ゲノム解析部門の 三枝大輔 講師らが執筆した論文が、Analytical Chemistry にオンライン掲載となりました。 

この論文は、質量分析イメージング法(組織切片上の代謝物を可視化する手法)の検出感度を向上する新たなツール(導電性粘着フィルム)開発と検証に関するもので、生体内分子や投与薬剤の組織分布情報をより明確にすることで、今後、新たな画像情報による組織学的な機能解析あるいは臨床検査・診断手法の開発に役立つことが期待されます。

三枝講師らは、最先端の生体内メタボローム解析基盤技術を本研究に活用し、鶴見大学の川本忠文博士らとの共同研究により、世界的に開発が期待されていた導電性粘着フィルムを高精度に評価し、新たな研究成果を得ることに成功しました。

書誌情報

タイトル:Conductive Adhesive Film Expands the Utility of Matrix-Assisted Laser Desorption/Ionization Mass Spectrometry Imaging.
著者名:Saigusa D, Saito R, Kawamoto K, Uruno A, Kano K, Aoki J, Yamamoto M, Kawamoto T.
掲載誌:Analytical Chemistry
Published online28 June 2019
DOI: 10.1021/acs.analchem.9b01159