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2018.10.04

ビタミンB6反応性自閉スペクトラム症の同定についての論文がScientific Reports誌に掲載

自閉スペクトラム症においてビタミンB6服用が有効であるかどうかは議論が続いています。 小原拓准教授石黒真美助教らは人工知能解析技術のひとつである機械学習手法を用い、17人の自閉スペクトラム症児のうちでビタミンB6に反応するサブグループの同定を試みました。徴候として音への過敏、言語の表出障害、不器用さ、広汎性発達障害評定尺度(PARS)スコア、バイオマーカーとして血中アミノ酸濃度を用い、統計学的検定及び機械学習アルゴリズムを適用したところ、音への過敏と不器用さを同時に有し、血中グルタミン濃度が低値であることがビタミンB6反応性を示唆することを見出しました。

われわれの知る限り、本研究は特定の治療法に反応する自閉スペクトラム症のサブグループの同定を試みた世界初のものであり、本研究結果は自閉スペクトラム症を治療反応性によって個別化する精密医療の先駆けとなります。

【書誌情報】
論文題名:Potential identification of vitamin B6 responsiveness in autism spectrum disorder utilizing phenotype variables and machine learning methods
掲載誌:Scientific Reports
著者:Taku Obara, Mami Ishikuro, Gen Tamiya, Masao Ueki, Chizuru Yamanaka, Satoshi Mizuno, Masahiro Kikuya, Hirohito Metoki, Hiroko Matsubara, Masato Nagai, Tomoko Kobayashi, Machiko Kamiyama, Mikako Watanabe, Kazuhiko Kakuta, Minami Ouchi, Aki Kurihara, Naru Fukuchi, Akihiro Yasuhara, Masumi Inagaki, Makiko Kaga, Shigeo Kure, and Shinichi Kuriyama
Published: 4 October 2018

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