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2017.05.08

第3回ゲノム・オミックス連携推進セミナー開催のお知らせ(5月26日)

ToMMoゲノムプラットフォーム連携センターの主催による第3回ゲノム・オミックス連携推進セミナーを開催致します。
講師の福田真嗣先生は、メタゲノム及びメタボローム解析により、腸内細菌の機能解明に向けた基礎~臨床研究を推進しておられます。
最近の成果は、Nature 誌にも掲載され、「情熱大陸」でも特集された若手研究者です。
本セミナー・シリーズの目的は、ゲノム・オミックス研究の最先端でご活躍の先生方をお招きして、セミナーや意見交換を通じて、ToMMoと全国の研究者との連携・協力を促進することにあります。
オープンなセミナーですので、学外、学生の方々を含め、ご興味のある方はどなたでもご参加頂けます。

詳細

・日時:5月26日(金)16:30 ~ 18:00
・場所:東北メディカル・メガバンク棟 3階 大会議室
・演題:メタボロゲノミクスが解き明かす腸内細菌叢の機能
・講師:福田 真嗣 特任准教授(慶應義塾大学先端生命科学研究所)
・セミナー要旨:ヒトの腸内には数百種類以上でおよそ100兆個にもおよぶ腸内細菌が生息しており、これらの集団(これを腸内細菌叢と呼ぶ)は宿主の腸管細胞群と密接に相互作用することで、複雑な腸内生態系を形成している。腸内細菌叢はヒトの健康維持に重要であるが、そのバランスが崩れると様々な疾患につながることから、腸内細菌叢は異種生物で構成される「もう一つの臓器」と捉えることもできる。われわれはこれまでに、腸内細菌叢の遺伝子地図と代謝動態に着目したメタボロゲノミクスを基盤とする統合オミクス解析技術を構築し、腸内細菌叢から産生される代謝物質が生体恒常性維持に重要な役割を担うことを明らかにしてきた。本発表では、「腸内デザインによる健康長寿社会」をキーワードに、腸内細菌叢の適切な制御による新たな健康維持、疾患予防・治療基盤技術の創出に向けたわれわれの取り組みについて紹介する。

連絡先:芳賀 contact*gpc.megabank.tohoku.ac.jp(*を@に変えて下さい)