お知らせ
- 2026.02.18
三世代コホート調査の成果をまとめた子ども向けパンフレットが、仙台市内189の教育施設に電子配布されました
このたび、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(以下、ToMMo)が実施する東北メディカル・メガバンク計画三世代コホート調査の研究成果にもとづいて作成した子ども向け啓発パンフレット(PDF)が、仙台市教育委員会の協力のもと、同委員会が管轄する幼稚園・小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校、計189施設に、電子配布されました。このパンフレットは、もともと成果還元のひとつとして作成されたもので、講演や歯磨き指導支援、学校健診情報の収集依頼時など折に触れ、保健指導の一助になればとパンフレットのご案内をしてまいりました。
今回配布されたパンフレットは、追跡研究から得られた知見をもとに、「視力」と「むし歯」という子どもの成長期に特に重要な健康課題について、イラストや図表を用いて分かりやすく解説したものです。
具体的には、
● 学童期以降に視力低下が進行する傾向や、生活習慣との関係
● むし歯の発生状況や、食習慣・歯みがき習慣など環境要因の重要性
● 日常生活の中で実践できる予防行動
などを、子ども自身や保護者、教育現場の関係者が理解しやすい形で紹介しています。また、本パンフレットは眼科医・歯科医による専門的監修を受けており、科学的根拠に基づいた正確な情報発信を行っています。 ToMMoウェブサイト内にも掲載しておりますので、是非ご覧ください。 お子様向け資料(視力とむし歯)
ToMMoは、東日本大震災からの復興を背景に設立され、地域住民の皆さまの協力のもと、大規模コホート研究およびバイオバンク事業を推進してきました。これらの事業は、将来の医療・公衆衛生の発展や、個別化ヘルスケアの実現に資することを目的としています。同時に、研究成果を学術分野にとどめることなく、社会や地域に還元し、実際の生活や教育の現場で活用していただくことを重要な使命と位置づけています。
今回、ToMMoが制作した研究成果にもとづくパンフレットが、教育委員会を通じて多数の教育施設に一斉に配布されることは、研究成果が公的な教育の枠組みを通じて広く社会実装される取り組みであり、地域・行政・研究機関が連携した好例といえます。
ToMMoでは今後も、研究参加者への還元を重視しつつ、行政機関や教育現場との連携を通じて、科学的知見を分かりやすく社会に発信し、次世代の健康づくりと持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。
関連リンク
成果と活動> 多様な連携の促進> 自治体健康施策への取組
※ToMMoが行っているその他の地域、行政等との取組例がご覧いただけます。