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2017.11.23

いわて東北メディカル・メガバンク機構八谷客員准教授、清水特命教授らの論文が国際科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました

岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構生体情報解析部門八谷客員准教授、清水特命教授と、岩手医科大学内科学講座(糖尿病・代謝内科分野)石垣教授を中心とした研究チームは、東北メディカル・メガバンク計画の参加者約7,700人分のゲノムデータを用いて全ゲノムメタ解析を行い、糖尿病の検査指標であるHbA1cの数値に影響を及ぼす2つの遺伝子多型を新たに同定しました。

糖尿病の検査指標にはグリコアルブミンやフルクトサミンも用いられますが、これらの指標の差異(Glycation gap)が問題となっていました。今回のHbA1c関連多型の同定により遺伝子多型による層別化を行うことで糖尿病の個別化予防の精度向上が期待されます。

この成果は国際科学雑誌Scientific Reportsに2017年11月23日付で発表されました。

詳細は「研究成果の紹介」(いわて東北メディカル・メガバンク機構WEBサイト)をご覧ください。
なお本成果は当機構山本雅之教授、寳澤篤教授、田宮元教授らが共著者となっています。

【掲載論文】
Genome-wide meta-analysis in Japanese populations identifies novel variants at the TMC6-TMC8 and SIX3-SIX2 loci associated with HbA1c
日本人集団の全ゲノムメタ解析がHbA1cと関連するTMC6-TMC8 及び SIX3-SIX2座位の新規多型を同定
掲載誌:Scientific Reports
著者:Tsuyoshi Hachiya, Shohei Komaki, Yutaka Hasegawa, Hideki Ohmomo, Kozo Tanno, Atsushi Hozawa, Gen Tamiya, Masayuki Yamamoto, Kuniaki Ogasawara, Motoyuki Nakamura, Jiro Hitomi, Yasushi Ishigaki, Makoto Sasaki and Atsushi Shimizu