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2015.03.06

「かたりつぎ」~朗読と音楽の夕べ~ に富田博秋教授が登壇しました

3月5日(木)、多賀城文化センターにて行われた、第3回東日本大震災アーカイブ語りべシンポジウム「かたりつぎ」~朗読と音楽の夕べ~ に、災害精神医学分野の富田博秋教授が登壇しました。

「かたりつぎ」第1部で、地元の高校生による清々しい合唱に続いて登壇した富田教授は、被災地域で続けてきた健康調査の結果から、被災地域における心的外傷後ストレス反応がある人の人数が、被災から4年を経てもあまり減っていないこと、この「つらい」心の状態を改善するためには、問題を抱えている本人だけでなく、周囲の人たち、社会全体が、心の健康について「知ること」が大切だと説明しました。そして、震災の経験を語ることが心のつらさからの回復に繫がるためには、安心して話せる(聴ける)環境づくりが大切だと訴えました。第2部では、雪に包まれる被災地が描かれた大きな水彩画を背景に、女優の竹下景子さんが、被災地で集められた証言をもとにした詩を、音楽にあわせて朗読しました。

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写真:終了後、満員の客席から拍手を浴びる出演者、主催者のみなさん

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東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)
東北大学アーカイブプロジェクト みちのく震録伝