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2013.11.11

第39回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(11月15日)

第39回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は筑波大学・大橋順先生を講師としてお迎えし、「HLA遺伝子領域の特殊性とHLA関連解析」について講演していただきます。

日時:平成25年11月15日(金) 17:00‐18:30
場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1

演題:HLA遺伝子領域の特殊性とHLA関連解析
講師:大橋 順 先生(筑波大学大学院医学医療系)

※本講演は医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。

・要旨:HLA(ヒト白血球抗;Human Leukocyte Antigen)の主な機能は、T細胞への自己および非自己(病原体)由来の抗原を提示することである。古典的HLA分子にはクラスI分子とクラスII分子があり、それらHLA分子をコードするHLA遺伝子群は、第6染色体の短腕部6p21.3に位置している。HLA遺伝子領域の特徴として、ヒトゲノムの中で最も高度な多型性をしめすこと、数Mbにおよぶ強い連鎖不平衡が観察されること、ハプロタイプによって遺伝子数に違いがあること、様々な疾患に対する感受性と関連する多型が存在すること、などが挙げられる。本発表では、HLA遺伝子領域の連鎖不平衡を理解するうえで重要な自然選択の役割について、日本人集団でDPB1*04:01アリルに最近作用した正の自然選択を例に解説する。また、私どもが熱帯熱マラリア患者を対象に行ってきたHLA遺伝子の関連研究についても紹介したい。

世話人: 田宮元、長﨑正朗

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