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2014.10.01

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構のリーフレットがグッドデザイン賞を受賞【プレスリリース】

〜ロービジョンの方々に向けた工夫と健常者にも美しいデザイン〜

 東北大学東北メディカル・メガバンク機構は、ロービジョンの方々に向けて制作したリーフレットにより、グッドデザイン賞を受賞しました。
 ロービジョンとは、視機能が低く矯正しても十分な機能が得られない状態を言い、日本眼科医会の発表によれば国内で144万9000人いると言われています。日常生活にさまざまな支障が生じることが知られていますが、その存在含めて十分に認知されているとは言えません。
 当機構が参画する東北メディカル・メガバンク計画は、進めているコホート調査が宮城県内だけで12万人を対象とする大規模な事業であり、対象者の中にさまざまな障害を持つ方々がいらっしゃることを想定しています。当機構が進める取組の概要を伝えるリーフレットを、眼科専門医でロービジョンに詳しい陳進志先生(あさひがおか眼科院長)の監修を得て制作しました。
 制作にあたり、ロービジョンの中でも特に低視力の方々を想定し、黒色を背景としコントラストをつけること、また文字ではユニバーサルデザインフォントを選択すると共に大きさを一定以上とすること、文頭を示す記号の統一などに配慮しました。その上で、健常者の方々にとっても、美しいと感じられるデザインを目指しました。
 受賞したリーフレットは、10月31日(金)から11月4日(火)まで東京で開催される2014年度グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション[G展]」で展示されるほか、東北メディカル・メガバンク機構広報戦略室で配付しています。

リーフレットの概要

■和文名称: 東北大学東北メディカル・メガバンク機構事業紹介リーフレット(ロービジョン者向け) 2014年6月版
■英文名称: Tohoku University Tohoku Medical Megabank Organization General Leaflet for people with low vision 2014.06 version
■規格: H315×W210mm、8Pリーフレット、加工:綴じなし製本、2014年6月制作

ID6170_pressrelease

評価コメント

 視力が低下した方の為に設計されたそのコンセプトがはっきりとしており、それを実現させたデザイン。ユニバーサルデザインであり、実際にロービジョンの方々には扱いやすいであろうし、一般の方々にも馴染まれる。そのコンセプトゆえ、独特の佇まいとなっているが、それがある種の個性として存在感をもつことにもつながっている。

プレスリリース本文 (PDF)
グッドデザイン賞 (外部リンク)

問い合わせ先

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 長神 風二
TEL:022-717-7908 FAX:022-717-7923
E-mail:f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)