お知らせ

記事一覧
全て
ニュース
成果
プレスリリース
イベント
2023.10.20

第3回ToMMoダイバーシティセミナー開催のお知らせ(11/15)

2023年11月15日(水)、日本で初めて聴覚障がい者として薬剤師になった早瀨 久美氏(昭和大学病院)をお招きし、「目指した夢の向こう側」をテーマにご講演いただきます。2001年に聴覚障がい者として日本で初めて薬剤師免許の交付を認められました。それまでは障がい者に係る欠格条項※1により聴覚障がい者は医師や薬剤師などにはなれませんでした。欠格条項の撤廃をどのように果たしたのかを含め、ご自身の半生についてお話頂きます。ご興味のある方はぜひご参加をお待ちしております。

※1「障害者に係る欠格条項」とは「目が見えない者、耳が聞こえない者又は口がきけない者には、この試験が受けられない、資格・免許を与えない」といい、障害があるという理由で免許・資格取得の制限・禁止を定めている法令です。(神奈川県聴覚障害者福祉センターを参照)

早瀨 久美氏のプロフィール

先天性の聴覚障害を持って生まれる。
母親が薬剤師で自らも薬剤師を志して大学で要約筆記を通して薬学を学んだ。
卒業後、製薬企業に入社。大学卒業と同時に薬剤師国家試験に合格するが、「耳の聞こえない者には免許を与えない」という薬剤師法の欠格条項により免許申請を却下される。その後、全国の障害者団体などの協力を得て222万人以上の署名を集め、2001年7月の法改正を経てろう者として日本で初めて薬剤師免許の交付を認められた。
デフリンピック自転車競技出場の経験があり、マウンテンバイクXCO女子で3大会連続メダルを獲得している。2017年サムスンデフリンピックでは日本選手団の主将を務めた。
2007年から昭和大学病院に薬剤師として勤務し、調剤と聴覚障害者外来を担当している。アンチ・ドーピングの専門家であるスポーツファーマシストとして、オリンピック・パラリンピック・デフリンピックでサポートしており,2009年台北デフリンピックから夏季と冬季ともに日本選手団携行医薬品の管理も担当している。

 

詳細

◆日時/2023年11月15日(水)14:00~15:30
◆テーマ/「目指した夢の向こう側」
◆演者/昭和大学病院 薬剤師 早瀨 久美
◆会場/東北大学星陵キャンパス6号館講堂【アクセス】およびオンライン(ZOOM)
◆参加費/無料
◆対象者/どなたでもご参加いただけます。
◆定員/会場:先着100名 オンライン:先着500名
◆申込方法/参加ご希望の方は、申込フォームからご登録ください。
◆申込締切/2023年11月14日(火)正午12:00まで

※会場へは公共交通機関でお越しください。

ポスター詳細

 

お問い合わせ

東北メディカル・メガバンク機構 広報戦略室
電話番号:022-717-7908
E-mail:pr*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に変えてください。)

 

なお、「ToMMoダイバーシティセミナー」は、ToMMoの職場、コホート調査やバイオバンクをはじめとした事業、および、ToMMoが目指す個別化医療・個別化予防の全体において、多くの、多様な人々が参画、貢献しまた成果を享受する社会の実現に向けて、有識者を招いて行うセミナーシリーズです。第1回、第2回は、手探りで行ったので名称を冠してきませんでしたが、一連の取組として位置づけるために今回改めて命名しました。2023年に宮城教育大学の松﨑丈先生を招いて行った会を第1回としています。

【第1回】「手話について」(2023/3/17)

【第2回】「ロービジョン~その多様性と必要な配慮~」(2023/6/14)