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2022.03.11

酸素が不足した時の生体反応を模したコロコロ装置を東北メディカル・メガバンク棟に設置しました

東北メディカル・メガバンク棟の一階アトリウムに、酸素が不足した時にわたしたちの体内で生じる反応を模したコロコロ装置が設置されました。このコロコロ装置は、医師向け映像作品「CKD患者のEPO産生不全(2020年制作)」において、複雑な生体反応を表現するために制作されたものです。

設置されたコロコロ装置

装置概要

私たちの体内調節機構は、まるでいくつものギミックが搭載された、この装置のように複雑です。例えば、腎臓で「酸素不足」という刺激が加わると、その一つの刺激に対して、特定の転写因子が活性化します。この転写因子は遺伝子発現を調節することにより、一斉に複数の機構を発動させます。それぞれの機構は異なる生体反応を引き起こしますが、いずれも酸素不足の環境で生存するために必要な反応です。
このような複雑な機構によって、私たちの健康が維持されています。

監修:東北大学大学院医学系研究科医化学分野 教授 山本 雅之(東北メディカル・メガバンク機構長)
東北大学大学院医学系研究科酸素医学分野 准教授 鈴木 教郎(現教授)
企画:中外製薬株式会社
装置製作:コロコロ研究所