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2021.03.29

東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査における同意撤回に対応した試料・情報等の利活用停止措置等について

東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査において参加者の皆様からご提供いただいた貴重な生体試料・情報は、次世代医療の研究開発に利活用されることを想定し、厳重な管理のもとで半永久的に保管しています。一方で、参加者から調査への同意撤回がなされた場合、その内容により、生体試料・情報の利活用停止措置及び廃棄を行うこととなります。
今般、当計画の第2段階の終了と令和3年度からの第3段階の開始にあたり、これらの利活用停止措置及び廃棄について、これまで実施してきたこと、及び岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)の協力を得て検討を進めたことについてお知らせします。

1) 生体試料について

参加者の皆様からご提供頂いた生体試料は、次世代医療の研究開発に有効に利活用させていただいております。しかしながら、「今後の試料・情報の一切の利活用を望まない」という同意撤回をいただいた場合には、まず速やかに当該試料の利活用停止措置を電子的に行い、その上で、慎重な確認作業を経て、一定期間おきに試料の廃棄を行っています。この処理は、2013年のコホート調査開始直後から実施しております。

2) 情報について

参加者の皆様からご提供いただいた調査票や検査結果などの情報は、電子情報として保管し、次世代医療の研究開発に利活用させていただいております。しかしながら、「今後の試料・情報の一切の利活用を望まない」という同意撤回を頂いた場合には、速やかに当該情報の利活用停止措置を電子的に行っています。

3) その他のご提供頂いたものについて

上述の通り、参加者の皆様からご提供頂いた情報は、電子情報として保管し、利活用していますが、原本として紙の書類が存在するものがあります。これらの紙の書類は、そもそも利活用の対象とはなり得ないものですが、機密性が高い書庫に厳重に保管しています。これらの原本については、電子化が完了していることから、原則として順次、廃棄することとしています。
大規模な書類廃棄を慎重かつ確実に行う必要があることから、この第2段階の終了(令和3年3月末)を前に、IMMの協力を得て検討を進め、多量・多種に及ぶ書類の廃棄の手順を実際の試行を経るなどして確認し、規程の保管年限を過ぎたものから、廃棄を進めています。

以上