お知らせ

記事一覧
全て
ニュース
成果
プレスリリース
イベント
2013.03.14

東北大学病院に「地域医療復興センター」を設置-被災地・地域医療の医師の養成・確保、そしてネットワークシステム整備へ-【プレスリリース】

平成25年1月1日付で、東北大学病院、東北大学医学系研究科および東北大学東北メディカル・メガバンク機構は、連携して東北大学病院に「地域医療復興センター(以下、本センター)」を新たに設置いたしました。

近年、地域医療に携わる医療人が不足していることが問題となっています。また、東日本大震災復興2大プロジェクト(東北メディカル・メガバンク機構、医学系研究科総合地域医療研修センター)が開始され、文科省および厚労省による平成25年度施策として「地域の医師確保対策2012」(入学定員増、被災地の医師確保、超高齢社会への対応)が計画されています。このような背景に基づき、本センターは以下の課題に取り組むことを目的に設置されました。

  1. 卒前・卒後教育を通じて、地域医療を担う意欲と能力を持つ医師の養成・確保
  2. 行政機関と連携して医師偏在解消につながる誘導策や制度の検討
  3. 超高齢社会等の社会構造の変化に対応した新しい地域医療提供体制の構築および環境整備
  4. 災害の状況に応じた適切な医療体制の構築

上記課題に対する解決策について、宮城県等の行政機関と連携しながら、企画・立案していく予定です。

加えて本センターは、宮城県内を中心とした被災地医療および地域医療における情報ネットワークの整備と利活用を目的とした「みやぎ医療福祉情報ネットワーク」と連動した活動も推進いたします。今後、宮城県をはじめとする各行政機関や各医師会、そして各医療圏において核となる病院等との連携を密に行いながら、被災地および地域医療支援のため、更なる地域・社会に貢献していく組織を目指します。

プレスリリース本文(PDF)