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2013.02.06

第23回日本疫学会学術総会に参加し、東北メディカル・メガバンク事業の計画や参加促進・阻害要因に関するインタビュー調査についての発表などを行いました。

2013年1月24日(木)-26日(土)に大阪で開催された第23回日本疫学会学術総会で、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)のメンバーが発表等を行いました。

 

ポスター発表「東北メディカル・メガバンク事業:参加促進・阻害要因に関するインタビュー調査」では石黒真美助手(予防医学・疫学部門)が演者として発表しました。

ToMMoでは宮城県にお住いの方々や三世代のご家族、小中学生のお子さまの健康状態を把握して、必要な健康支援を実施することを予定しております。さらに健康調査を通してゲノム研究を行い、個々の体質に見合った新たな治療法の開発(個別化医療)を目指します。今回、本健康調査・研究への参加や協力を促す要因(促進要因)や、阻む要因(阻害要因)について住民の方々へインタビューを行いました。このような健康調査やゲノム研究への参加促進・阻害要因についての研究は、海外でも行われています。

本調査では、インタビュー対象者に健康調査と研究について説明し、感想や参加・協力の意思、説明でわかりにくかった点、参加に抵抗のある点等を調べました。その結果、一次調査の結果、14名が「ぜひ参加したい」又は「参加してもよい」と回答し、1名が「どちらとも言えない」、1名が「参加したくない」と回答しました。

このインタビュー調査の結果は、試行的に行った東北メディカル・メガバンク事業について説明のあり方についてのみならず、事業そのものの方向性や性格について、対象者の方々がどう感じられるのかについての示唆がうかがえるものでした。

本結果をもとにして、今後、事業における長期健康調査等について、より多くの方々に理解しやすい説明や資料作りが行えるように、一層の努力を傾注していきます。

 

またToMMoメンバーが長期健康調査事業に関連して、

「東北メディカル・メガバンク事業:山元町における住民意識調査」

「東北メディカル・メガバンク事業:地域住民コホートの進捗について」

および地域子ども長期健康調査についてのポスター発表を行いました。

本学会では上記の他にもToMMoメンバーによる講演等が行われました。

 

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