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2012.11.27

経済産業省川上大臣官房審議官が当機構を訪問しました。

2012年11月21日、経済産業省川上景一大臣官房審議官(産業技術・環境担当)が、東北大学東北メディカル・メガバンク機構を訪問しました。

当機構メンバーからは、震災後に東北メディカル・メガバンク事業の提案に至った背景や、個別化医療・個別化予防に必須であるバイオバンクの重要性が世界的に意識されており各国で構築中である事を説明しました。そして当機構でこれから構築するバイオバンクを個別化医療の実現のための基盤へ発展させて、薬剤の副作用の予測や生活の質の改善、疾患予防に役立てたい事を話しました。

さらに「いつでもどこでも一貫した医療」を診療情報のネットワーク化により実現できればという期待や、日本では少数しかいないバイオインフォマティシャン、遺伝カウンセラー、ゲノムメディカルリサーチコーディネーター、サイエンスコミュニケーター等を事業の中で育成したいという希望を語りました。

また元々医療過疎が問題になっていた被災地で、震災後に医師や医療従事者が流出している現状の存在と、その解決のためにも当機構では循環型医師支援システムの整備を始めており、この10月から現地の医療機関へ着任した医師がいる事を解説しました。

なお事業の抱える課題として、個人情報を扱う際には倫理的に配慮を要する事から、解決方法を慎重に探っている事を説明しました。

川上審議官は診療情報のネットワーク化や個人情報に関わる倫理的な問題の解決について興味を示され、事業について「すごい取り組みだと思います。勉強になりました。」と語りました。

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