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2015.06.03

ネパール国大使館に義援金をお届けしました

 4月25日12時頃、ネパール中西部で起きた大地震は、ネパールと周辺国に、甚大な被害をもたらしました。わたしたちは、被災された方々への支援に少しでも役に立てればと考え、機構内の教員とスタッフに義援金を募り、山本雅之機構長からのお見舞いのメッセージとToMMoのメンバーによる寄せ書きを添えて、6月2日、地域医療支援部門長 清元秀泰教授が、在日ネパール国大使館をお訪ねし、マダン・クマール・バッタライ特命全権大使にお渡ししました。
 2011年11月に日本に赴任されたバッタライ大使は、神戸や広島などを訪問、災害について学ばれ、今年3月には、仙台で開催された国連防災世界会議に参加、宮城県の被災地にも足を運ばれたそうです。
 贈り物をとても喜ばれ、勇気づけられます、と仰っていました。また、このたびの地震による被害は甚大でしたが、2月でも6月でもなく4月のお昼頃に起きたことは幸運であったと気丈に話されていました。ネパールの冬は寒さが厳しく、路上で夜を明かすことはできませんし、6月には雨季に入るため、感染症などの心配がより大きくなってしまうからです。
 東日本大震災の経験を基に富田博秋教授(メンタルヘルスケア推進室長)とID10724_news_DSC03586ss賀来満夫教授(医学系研究科)らが作成された震災後のメンタルヘルスケアと感染症予防のためのガイドのネパール語版をお渡ししました。地震が発生してからおよそ1カ月が経ち、被災された方々のメンタル面でのケアが益々重要になってきています。わかりやすくまとめられており、助かります。大切に活用させていただきます、とのお言葉をいただきました。

ネパールの1日も早い復旧、復興を、心からお祈りいたします。

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マダン・クマール・バッタライ特命全権大使(写真右)と清元秀泰教授(写真左)