お知らせ
- 2025.06.06
6月6日を『バイオバンクの日』に登録【プレスリリース】
発表のポイント
● 日本の14のバイオバンクが参画するバイオバンク・ネットワーク ジャパンは、2025年6月6日に一般社団法人日本記念日協会より認定を受け、6月6日を『バイオバンクの日』として記念日に登録いたしました。
● 多くの方々の協力をもとに運用されるバイオバンクについて、広く知っていただくことを主たる目的とした、世界初の『バイオバンクの日』です。
● 2025年6月6日(金)に、記念イベントを開催いたします。
概要
バイオバンクは、わが国の個別化予防・医療の研究基盤として、患者・市民と研究者の間を信頼でつなぎ、がんや認知症、希少疾患などの予防・診断・治療において大きな役割を果たすようになっています。バイオバンクの日は、より多くの方々にバイオバンクに関心を持っていただく契機となることを期待しています。日付は、バイオバンクの英語・小文字での表記biobankの「b」「b」が、数字の6に見えることに由来します。
これまで、多くのバイオバンクに保管されている生体試料や情報を共通して検索・利活用できる仕組みの構築や、バイオバンク運営者・利用者向けの数多くのイベントの開催など、バイオバンクの普及や知名度向上に向けた取組を展開してきました。
記念日の登録を契機に、毎年6月6日にイベントを企画・実施したいと考えています。こうした活動を通じて、新たな医療に貢献できるバイオバンク・ネットワーク ジャパンを目指します。わが国のバイオバンクの取組みを世界に発信し、海外のバイオバンクとの連携などを通じてアジアにおける個別化予防・医療の研究基盤としての役割を強化してまいります。
記念日登録の経緯
バイオバンク・ネットワーク ジャパンでの議論、2024年8月に開催された第9回クリニカルバイオバンク学会シンポジウムでの討議を経て、一般社団法人日本記念日協会に登録申請し受理されました。
バイオバンク・ネットワークジャパン
日本の主要な14のバイオバンクと関係機関により構成されています。
参画機関
バイオバンク・ジャパン
東北メディカル・メガバンク計画
ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク
・ 国立がん研究センター
・ 国立循環器病研究センター
・ 国立精神・神経医療研究センター
・ 国立健康危機管理研究機構
*国立国際医療研究センターは、2025年4月1日より国立健康危機管理研究機構に変更されました)
・ 国立成育医療研究センター
・ 国立長寿医療研究センター
京都大学医学部附属病院クリニカルバイオリソースセンター
東京科学大学疾患バイオリソースセンター
筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター
岡山大学病院バイオバンク
神戸大学医学部附属病院バイオリソースセンター
バイオバンク信州
一般社団法人日本生物資源産業利用協議会
また、参画機関は協力して、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による下記の事業を実施しています。
(課題管理番号:25tm0424402h0003)
研究開発代表者:荻島 創一(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)
事業名:ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム
プログラム名:ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム
研究開発課題名:ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク・ネットワーク構築とバイオバンク利活用促進に関する研究開発