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2021.03.23

INGEM & ToMMoセミナーシリーズ第10回を開催しました

 2021年3月16日(火)、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 泉陽子特任教授が「INGEM & ToMMoセミナーシリーズ第10回」に登壇し、『母子健康手帳の電子化はなぜ難しいのか ~PHRのさきがけの歴史と構造~』と題し講演しました。

 泉特任教授は東北大学医学部在学中に、医療の実践を支える仕組みへの関心を持ち行政官を志され、卒業後は国及び自治体の保健行政、健康政策に関わり、日本医療研究開発機構統括役、厚生労働省近畿厚生局長を経て昨年ToMMoに着任されました。

 保健行政、健康政策が専門の泉特任教授 は、今から100-80年前に形成された母子保健の基本的な枠組みや、1900年初頭から現在までの母子保健への国の取組みとその歴史を、当時の課題や時代背景ともにご説明されました。また、昭和17年(1942年)に誕生し母子保健の仕組みとして定着してきた現代の母子健康手帳制度についてもお話しされました。10年毎に実施される子どもの発達曲線を作るための調査に合わせ、母子健康手帳は名前や記載内容を変えながら、大きな改定がされてきたそうです。現在の母子健康手帳は、平成24年 (2012年)に泉特任教授 が中心的な立場で関わられ、産婦人科、小児科、保健の現場の多くの方々のご意見を参考に大きな改定をした事を、実際に母子健康手帳の構成や記載内容を交えお話しされました。

 そして演題として挙げた『母子健康手帳の電子化はなぜ難しいのか』という事については、母子健康手帳に記載された内容の部分的な情報を取組んだアプリは多数存在するが、そもそも、ばらばらだった数々の情報をまとめたものが母子手帳という成り立ちである事。また、全国一律の取組みとするには、電子化の目的、電子化した情報の利用の仕方や、データの標準化などについての合意形成が課題であるが、ToMMoでの取組みは一つのモデルになるだろうとお話しされました。

 最後に、今後の自身のToMMoでの活動として、個別化医療のアプローチと公衆衛生学的アプローチが両立できる道を探求し、最終的には皆さんの健康につなげて行きたいと締めくくられました。

登壇する泉特任教授

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