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2015.04.14

台湾バイオバンクChen-Yang Shen教授の講演会を開催しました

2015年4月14日、台湾バイオバンクのChief ExecutiveをつとめるChen-Yang Shen (沈志陽)教授をお迎えして講演会を開催しました。教授は疫学と遺伝医学の両方のエキスパートであり、「次世代の健康を目指す台湾バイオバンク」をテーマに、次世代医療の開発を目指し台湾バイオバンクで実施している研究についてご講演を頂きました。

2003年からバイオバンク構築をはじめた台湾バイオバンクはパイロット調査を行ったのち、2012年から本格的なコホート調査を開始し、20万人の住民コホートと10万人の患者コホートの形成を目指しています。台湾では2010年にバイオバンクの遺伝子研究や情報取り扱いに関する法律が制定されており、コホート研究協力のインフォームド・コンセントなども法律に基づいて取得しているとのことです。台湾バイオバンクでは全ゲノム解析やSNPs解析も進めており、糖尿病などの生活習慣病、アルツハイマー病などの研究も進められているようでした。

また、2004年に台湾の患者研究で、カルバマゼピンなどの薬の重い副作用であるスティーブンス・ジョンソン症候群とHLA-B*1502遺伝子の関係性が指摘されていました。そこでShen教授らは、HLA-B*1502遺伝子を持つ人のカルバマゼピン服用を回避して代替薬を用いるという疫学的研究を台湾全土の23病院にて行い、スティーブンス・ジョンソン症候群の発症を有意に低減させました※1。この研究によって、一人ひとりに合う薬を選ぶために遺伝情報が大事であることが一般の人にも理解され、バイオバンクや遺伝子研究が受け入れられる素地が作られたのかもしれません。

台湾バイオバンクからは他に5人の方をお迎えして東北メディカル・メガバンク棟内の各施設を見学いただき、ToMMoの事業をご説明しました。

※1 Chen, P., et al.: N Engl J Med 364 (12), 1126-1133, 2011

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