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2014.01.17

平成25年度 地域子ども長期健康調査の結果【プレスリリース】

東北大学東北メディカル・メガバンク機構は平成25年6月7日(金)より、宮城県南部で「地域子ども長期健康調査」の本調査を行いました。この調査は、東日本大震災後の子どもたちに病気の増加や症状の悪化の懸念があることに対して、

1. 子どもたちの健康の実態を把握して、対策をたてること
2. 心配な点のあるお子さんへの、適切な支援を行うこと
3. 最先端の医学的支援によって、症状や予後がよくなるお子さんをいち早く
 みつけること

を目的としています。

 ※診断上必要あるいは難治性疾患で新たな治療法開発が必要な場合、別事業として、保護者の方の同意のもと遺伝子解析を含む詳細な検査を実施して、最先端の医学的支援を該当するお子さんに行う可能性があります。

【東北大学東北メディカル・メガバンク機構 地域子ども長期健康調査事業詳細】

■対象エリア

白石市、名取市、角田市、岩沼市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町、亘理町、山元町

■対象者

対象エリアの公立小学校・中学校の小学2年・4年・6年生と中学2年生の児童・生徒12742人に、学校を通じて「子どもの健康に関するアンケート」を配布し、ご家庭に持ち帰って保護者の方にご記入いただき、4068人(有効回答数)からご返信をいただきました。

■本年度の調査結果の概略

呼吸器や皮膚の症状として、気管支喘息の症状のある子どもは378人、アトピー性皮膚炎の症状がある子どもは866人でした。強い症状があるのに治療も診断も受けていない子どもは、気管支ぜんそくで27人、アトピー性皮膚炎で37人でした。

こころの健康アンケートとしてSDQ (Strengths and Difficulties Questionnaire)を実施したところ、毎日の生活に何らかの難しさを感じていて、支援が必要と思われる子どもが606人いることがわかりました。調査の集計結果は、保健行政に役立ててもらうため市町村にお知らせしています。

■本年度の支援

保護者からのご希望がある場合に、必要に応じて、心と体に関する相談などの支援を東北大学東北メディカル・メガバンク機構の地域支援岩沼センターと地域支援白石センターで保健師や心理士が実施しました。症状が重い可能性のある1497人に電話相談(こころの相談1008人、からだの相談474人)を行っており、ご希望に応じて面談も実施しました。

■昨年度の事前調査について

地域子ども長期健康調査では事前調査として、平成24年11月より宮城県岩沼市、亘理町、山元町の公立小中学校でアンケートを配布し、郵送にて約4割の児童・生徒の保護者から回答を得ました。結果から、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、PTSD、広汎性発達障害等の可能性がある児童が見いだされています。また治療に関しては、気管支喘息で重度の症状があるにも関わらず、震災で治療を中断し、2年近く経過した現在でも治療を再開できていない児童がいることが判明しています。

■地域子ども長期健康調査は、三世代コホート調査の一部として東北メディカル・メガバンク事業により実施されています。

詳細(PDF)

関連リンク

地域子ども長期健康調査

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