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2016.10.25

腎臓病が進行するしくみを解明〜慢性腎臓病の進行を防ぐ治療薬の開発に期待〜【プレスリリース】

東北大学の祢津昌広 助教(東北メディカル・メガバンク機構地域医療支援部門)、相馬友和 研究員(大学院医学系研究科医化学分野・現 米国ノースウエスタン大学)、鈴木教郎 准教授(大学院医学系研究科酸素医学分野)、山本雅之 教授(同医化学分野・東北メディカル・メガバンク機構長)らのグループは、腎臓が障害をうけると発生する「酸化ストレス」が、腎臓病を悪化させ、慢性腎臓病の発症・進行につながることを明らかにしました。また、マウスを用いた実験から、障害をうけた後に酸化ストレスへの抵抗性を高める薬を飲むことにより、腎臓病の進行を抑えることができることが示されました。この研究結果により、わが国の成人の8人に1人が発症する慢性腎臓病の発症・進行を抑えるための新たな治療法の開発に繋がることが期待されます。
本研究結果は、米国東部時間2016年10月24日に国際腎臓学会誌のオンライン版で公開されました。

【論文名】
Transcription factor Nrf2 hyperactivation in early-phase renal ischemia-reperfusion injury prevents tubular damage progression. 
「腎臓の虚血再灌流障害初期における転写因子Nrf2の活性化は尿細管障害の進展を抑制する」

【掲載誌】
Kidney International (キドニー・インターナショナル) 
ネイチャー・パブリッシンググループ(NPG)が出版する国際腎臓学会(ISN)の公式学術誌 2015年のインパクトファクターは7.68

プレスリリース本文

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図:酸化ストレスを沈静化することによる慢性腎臓病の発症・進行の抑制(研究成果)
マウスに急性腎障害を起こすと、2週間後に慢性腎臓病に進行します。急性腎障害を生じたマウスに酸化ストレスへの抵抗性を高める薬剤を飲ませました。その結果、急性腎障害を起こした後、1日目から5日目の間に薬を飲ませることで、慢性腎臓病への進行が抑えられることがわかりました。一方、急性腎障害を起こしてから7日目以降に薬を飲ませても、慢性腎臓病の病態は改善されませんでした。

 

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