お知らせ
- 2015.04.22
南三陸町、気仙沼市でコホート調査の結果報告会を開催しました
2015年4月22日(水)、午前に南三陸町のベイサイドアリーナで、午後には気仙沼市の市民会館で、それぞれコホート調査の結果報告会を開催しました。両会場あわせて60名程度の方々にお越し頂き、ToMMoの調査で明らかになった、地域の健康の傾向などについて報告しました。
南三陸町では、佐藤 仁町長が冒頭にご登壇され、東日本大震災後に東北大学から協力要請を受けた経緯や、公立南三陸病院、および公立南三陸診療所においてToMMoクリニカル・フェローが担ってきた役割、昨年行われた健康調査まで触れた丁寧なご挨拶をいただきました。
ToMMoからは、地域支援気仙沼センター、三世代コホート調査、地域住民コホート調査、そしてそのメンタルヘルス面について、一昨年度と昨年度の調査をもとにそれぞれ報告しました。地域住民コホート調査からは、貧血や腎機能、胃の状態の検査の結果などでは、両市町ともに宮城県全体と比べて顕著な違いは見られないものの、メンタル面では、抑うつやPTSRなどでやや要注意の方が多い傾向などが発表されました。会場からも地域支援センターでの健康調査の参加の条件などについて質問があるなど、多くの方々に熱心に参加いただくことができました。
2015年以降に調査を実施している地域については、今秋以降、それぞれの地域で結果報告を行っていく予定です。

南三陸町 ベイサイドアリーナ

気仙沼市 市民会館