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2016.11.29

大隅典子教授らの論文がPLOS ONEに掲載されました

世界初:一遺伝子変異の遺伝的リスクと父の加齢との関係性を説明 〜 発達障害を理解するための遺伝子-環境因子相互作用の可能性について 〜

広報・企画部門 大隅 典子 教授、東北大学大学院医学系研究科 吉崎 嘉一(よしざき かいち)助教らは、遺伝子の発現を制御する因子Pax6の変異がリスク要因となり、父親の加齢が子孫の行動に影響を及ぼすことを明らかにしました。父親の高齢化の子孫に対する影響を明らかにするため、若齢(3ヶ月齢)あるいは高齢(12ヶ月齢)の父親マウスから生まれたPax6変異マウスを用いて網羅的行動解析を実施しました。その結果、若齢の父親マウスから生まれたPax6変異マウスが母子分離コミュニケーションの異常を示した一方で、高齢の父親マウスから生まれたPax6変異マウスは多動傾向を示すことを見出しました。以上より、同一の遺伝子変異をもつマウスでも、父親の年齢により多様な表現の行動異常を示すこと、つまり、遺伝的なリスクの次世代への伝わり方が父の加齢によって異なることを世界で初めて示しました。

本研究成果は、米国東部時間の2016年11月17日(日本時間11月18日)にPLOS ONEの電子版に掲載されました。本研究は、理化学研究所バイオリソースセンターの若菜 茂晴(わかな しげはる)チームリーダー、古瀬 民生(ふるせ たみお)開発研究員、イタリア科学技術研究所のValter Tucci教授らとの共同研究であり、文部科学省科学研究補助金の支援を受けて行われ、2016年11月18日に東北大学大学院医学系研究科よりプレスリリースされました。

プレスリリース(東北大学大学院医学系研究科)

【書誌情報】
Paternal Aging Affects Behavior in Pax6 Mutant Mice: A Gene/Environment Interaction in Understanding Neurodevelopmental Disorders
掲載誌:PLOS ONE
DOI: 10.1371/journal.pone.0166665

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