バイオバンク室
バイオバンクとは、生体試料とそれに付随する情報を収集・管理し、研究などの必要に応じて利用者に提供するための施設のことです。バイオバンク室は、東北メディカル・メガバンク計画の一員として、バイオバンクの構築と運用の実務を担っています。具体的には、当計画の行う健康調査(コホート調査)に参加された皆さまの生体試料(血液・尿・唾液・母乳など)を、調査票、各種検査、遺伝子・オミックス・メタゲノム解析等のデータを対応させた形で保管・管理し、それらを特定の研究・開発に利用したいという要望に応じて解析に適した形に調整して提供しています。これらの業務は匿名化管理室、統合データベース室、バイオバンク利活用・産学連携推進センターと連携を取りながら行っています。さらに、他機関の生体試料をお預かりする、バックアップとしてのバイオバンクの役目も担っています。国際標準であるISO20387(バイオバンキング)の認定取得を通じ、バイオバンク試料の品質やコホート参加者の情報セキュリティの担保に努めながら活動しています。
熊田 和貴 教授 室長
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