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河北新報 リレーエッセー 医進伝心 第27回

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  • 妊婦さんと薬の「理想的な関係」/専門家に相談危険回避

    2015年4月1日 掲載
    小原拓

    「薬」は、病気の予防や治療に広く用いられており、私たちが健康な日常生活を送るうえで欠かせないものです。ただし、使い方を間違うと健康を害してしまうことがあります。日本では、過去にいくつかの薬害が発生してしまっているため、薬に対する抵抗をお持ちの方もいらっしゃいます。
    特に、妊婦さんにおける薬の使用に関しては、抵抗をお持ちの方が多いと思います。しかし、薬を用いて治療をしながら妊娠を継続することは、おなかの中の赤ちゃんのためにも大切なことです。薬と上手に付き合うためには、その必要性を正しく理解し、そのリスクについても正しい情報に基づいて解釈することが必要です。
    薬の必要性は比較的理解しやすいと思いますが、薬のリスクを理解することは簡単ではありません。ある特定の薬を使用することによって、おなかの中の赤ちゃんに何らかの異常が発生するリスクが2倍になるといっても、100人中3人のリスクが100人中6人のリスクになるとすれば、残り94人には異常が発生しないことになります。また、医学の進歩によって解決することができる異常も増えています。このように、薬のリスクを正しく理解するためには、専門家への相談が近道です。
    たとえば、国立成育医療研究センターは、全国の医療機関と提携し、妊婦さんまたは妊娠を考えている女性のための相談外来を展開し、年間2000件以上の相談を受け付けています。さらに、将来の妊婦さんの心配に応えるため、今の妊婦さんの相談を元に、薬の安全性に関する情報の蓄積も行っています。

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