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河北新報 リレーエッセー 医進伝心 第37回

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  • 河北新報 リレーエッセー 医進伝心 第37回
  • 次世代医療研究に貢献するバイオバンク/個別化医療・予防の要に

    2015年9月2日 掲載
     信國宇洋

    私たちのゲノム、つまり遺伝情報はおのおの少しずつ違っており、それにより、病気のかかりやすさ、薬の効き方や副作用などもそれぞれ違います。一方で、病気にかかりやすい遺伝情報を持つ人でも、生活習慣の改善によって予防できる場合も多く、個人の遺伝情報に基づく疾患予防の研究が重要になっています(個別化予防)。また、同じ病気であっても、原因となる遺伝情報によって最適な治療法が異なることから、個人の遺伝情報に基づく治療の最適化の研究も進んでいます(個別化医療)。
    こうした研究を実現する仕組みがバイオバンクです。バイオバンクは、数万から数十万人に及ぶ人から、血液などの生体試料、生活習慣や病気に関わる情報、さらに、遺伝情報を収集します。これらは、提供者の個人情報を守るために匿名化されて管理され、科学的・倫理的な審査を経て、研究者に提供されています。
    これまで通りの研究者個人による研究では入手が難しかった多数の高品質な研究材料を使用することで、不可能だった高い精度の解析結果が取得可能になり、その研究成果は日々蓄積されています。提供者にとっても、個人情報を安全に管理するシステムの下で試料や情報が保管されることで、安心してこれらを委託し、個別化医療や個別化予防の進展に貢献することができます。
    このように、バイオバンクは個別化医療・個別化予防の実現の要であり、各国でその整備が進められています。バイオバンクの発達はこれからの世代の健康を守るために大きく貢献すると期待されているのです。
     
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