長期健康調査の検査結果

長期健康調査に参加されたみなさまには、お一人ごとの調査結果をお返しします。調査結果はマイToMMoで閲覧いただくか、郵送でお受けとりいただけます。
なお、遺伝情報については別途検討中です。

検査結果の見かたについてご説明いたします。

地域支援センターの検査結果(当日お渡し)

地域支援センターの検査結果 表紙(大人)

検査結果サンプル(大人)

地域支援センターの検査結果 表紙(子ども)

お子さんには「健康調査の記録」をお渡ししています

実施する検査の一覧はこちらをご覧ください。

検査項目の説明

骨密度

骨密度とは、単位面積あたりの骨量のことです。年齢とともに骨密度は下がっていき、骨が脆くなっていく傾向があります。この検査ではあなたの骨が何歳相当なのか、若年成人の平均値と比べて何%になるかを示しています。

*参考資料:厚生労働省 e – ヘルスネット「骨粗鬆症の予防のための食生活」

体成分分析

体の構成成分の内訳を示しています。

体水分:体水分は人体を構成する成分の中で一番多い成分です。体水分は摂取した栄養素を体の細胞に届け、老廃物を体外に排出する役割をしています。体水分を細胞内水分と血液や間質液などの細胞外水分に分けて測定しています。

タンパク質:タンパク質は体水分と共に筋肉の主な構成成分です。タンパク質が不足すると細胞の栄養状態が悪くなります。定期的な運動やバランスの取れた食事を継続して筋肉量が増加すると、体水分とタンパク質が増加していきます。

ミネラル:ミネラルは体重における理想的な割合が他の成分に比べると、とても少ないです。ミネラルは骨を構成する骨ミネラルと、血中に溶け込んでいる骨外ミネラルに分けられます。骨ミネラルは不足すると骨粗鬆症や骨折の危険性が高まります。

体脂肪:体脂肪は多すぎると肥満やメタボリック症候群の原因となります。しかし、少なければ少ないほど良いわけでもなく、ホルモンバランスの乱れや免疫力低下の原因となります。測定された方それぞれの理想的な体脂肪量を提示します。

*出展元:InBody測定機器「体成分分析とは?」

地域支援センターの検査結果(後日郵送)

実施する検査の一覧はこちらをご覧ください。

検査項目の説明

眼圧・眼軸長

眼圧は、眼球の内圧を指します。大気圧よりもわずかに高く、この差を眼圧値といいます。正常範囲は10~20mmHg(平均は15mmHg弱)であり、眼圧が高いと視神経が圧迫されて緑内障という病気になる可能性が高くなります。また、眼球の前後方向の長さを眼軸長と言い、平均24mmです。遠視では24mm以下が多く、22mm未満の短い方は緑内障を起こしやすくなる場合もあります。近視では24mm以上が多く、27mmを超える近視では網膜の萎縮など伴うことがあります。

純音聴力検査

定期健康診断で実施されている聴力検査では1000ヘルツと4000ヘルツの2種類の音の検査ですが、純音聴力検査では500ヘルツから4000ヘルツの間の4種類の高さの音の検査です。この検査によって各周波数の正確な聴力の把握ができます。

肺の検査

以下に示す詳細な肺の機能を調査します。

  • 肺活量(胸いっぱいに息を吸い込んでたくさん吐き出した息の量)
  • %肺活量(実測した予測肺活量に対する割合)
  • 努力性肺活量(胸いっぱいに息を吸い込んで、一気に吐き出した息の量)
  • 一秒量(努力性肺活量の最初の1秒間に吐き出せた呼出量)
  • %一秒量(実測した一秒量の予測一秒量に対する割合)
  • 一秒率(一秒量が努力性肺活量に占める割合)
  • 肺年齢 の総合的な見かた(一秒量による肺年齢の評価です。また、COPD[慢性閉塞性肺疾患]評価にもなります。実年齢に比して肺の年齢がいくつなのかを示します)
アレルギー検査(希望者のみ)

一度もアレルギーの結果をお返ししたことがないお子さんを対象として、採血を実施し、アレルギー39項目の結果をお返しいたします。

アンケート調査の結果

検査項目の説明

n-3系脂肪酸

n-3系脂肪酸は脂質の中の不飽和脂肪酸のひとつで、魚に豊富に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が代表的なものです。これらには動脈硬化を予防すること、血液の凝固を抑え血栓を予防すること、脳の働きを正常に保つことなどの作用があり、健康的な生活をおくるために必須の栄養素となっています。もし不足があれば、より積極的に魚を多く食べていただくなど、生活習慣の見直しに役立てることが可能です。

食塩、カリウム

食塩の摂りすぎは、高血圧の原因になります。日本人の食塩摂取源について検討した研究では、しょうゆ、漬物、みそ汁が上位に挙げられています※1。一方で野菜や果物などに含まれているカリウムを多く摂取することで、血圧が低下するという報告もあります。近年、この食塩とカリウムのバランスを表す指標としてナトリウム・カリウム比(Na/K)が注目されており、この比が高いほど食事中の食塩摂取量が多い、あるいはカリウムが不足している可能性が考えられます※2

※1 Anderson CA, et al. Dietary Sources of Sodium in China, Japan, the United Kingdom, and the United States, Women and Men Aged 40 to 59 Years: The INTERMAP Study. J Am Diet Assoc. 2010

※2 現在通院中で、医師や栄養士等から既に食事指導を受けている場合はそれに従ってください。

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