倫理面への配慮について

ご参加にあたって

東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)では、コホート調査にご協力いただく際、参加者の皆さま一人ひとりに対面で説明を行ってきました。また、詳細調査などでの再度の採血や、MRI撮像など参加者の皆さまに新たなご負担が発生する際には、改めて対面で説明を行います。十分な説明を行った上で、皆さまの自由意志により同意をいただきます。

事業にあたっては、参加者の皆さまに不利益が生じないように、個人情報の保護に努力し最大限の注意を払います。皆さまからいただいた血液・尿などの試料・情報は、国が定めた基準にしたがって厳重に保護・管理いたします。

説明同意文書

同意書

なお、いただいた同意は、研究が実施済み等、一部の例外を除いて、いつでも不利益なく撤回することができます。

個人情報の管理について

試料・情報は、氏名などの代わりに新しく照合のための番号(暗号)をつけて、どなたのものか分からないように管理し、バイオバンクに厳重に保管します。

生体試料の分析から得られる遺伝子の情報についても、個人識別が可能にならないよう、厳重な管理とセキュリティ体制の整備を徹底します。

ただし、皆さまの調査の結果をお返しする目的で、当事業の情報管理者が、一時的に検査情報と皆さまの氏名・年齢などの情報とを合致させることがあります。この作業は、機構の外部に決して漏れないよう細心の注意を払いますので、ご安心ください。

試料・情報の保管および事業終了後の取り扱い

皆さまからいただいた血液や尿などの試料・情報は、東北大学が管理し、事業期間終了後も含めて、安全管理が十分に行きとどいた環境下で厳重に管理します。また、事業の終了後も保存し、解析を進めます。

試料・情報の分譲

バイオバンクに保管された試料・情報は、全国の研究機関・研究者の申請に基づいて分譲され、病気の原因の解明等に利用されます。分譲に際しては、外部の有識者を中心に構成された試料・情報分譲審査委員会で審査が行われます。承認された研究の概要を機構のウェブサイト上で公開します。特定の研究に対して、皆さまお一人おひとりが提供した試料・情報の使用を望まない場合には、個別に留保することもできます。

研究内容の公開

研究成果の公表

皆さまからご提供いただいた試料・情報等をもとにした研究結果が公表されることがありますが、集団として解析を行うため、公表する研究結果から個人が特定される恐れはありません。

安全管理措置

本機構は、取り扱う個人情報が漏れること、失われること、損なわれることの防止その他個人情報の安全管理のため、組織的、人的、物理的および技術的安全管理に取り組みます。個人情報を取り扱う者(個人情報管理者)は限定し、個人情報保護法をはじめとする法令や国の研究倫理指針など個人情報保護に関する規定について十分な教育を施したうえで守秘義務契約を交わします。

情報セキュリティポリシー

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構は、皆さまからいただいた情報の、機密性と完全性を保全し研究開発への可用性を確保するため、情報セキュリティポリシーを定めています。

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