日本人多層オミックス参照パネル (jMorp):メタボローム解析、プロテオーム解析
日本人多層オミックス参照パネル(jMorp)は、大規模な人数の血漿中の代謝物を調べるメタボローム解析や、タンパク質を調べるプロテオーム解析を行った結果を総合し、各代謝物やタンパク質の分布や頻度情報などをまとめたデータベースです。また、数千人分の全ゲノム解析によって得られたSNVの位置とアレル頻度情報をまとめたデータベース(全ゲノムリファレンスパネル)も利用可能です。jMorpはウェブ上で公開されており、検索した情報をダウンロードして利用いただくことも可能です。
機能紹介
日本人多層オミックス参照パネル(jMorp)は、代謝物名やタンパク質名などのキーワード検索から様々な解析結果の詳細情報をご覧いただくことが出来ます。また、検索した情報をダウンロードすることも可能です。
メタボローム解析データ
NMRまたはMSによって解析された代謝物の濃度分布、性別・年齢分布による差、代謝物間の相関、経時変化(検査間隔約3-4年)、妊娠中及び産後の分布の差、MGWAS解析結果などの大規模・高精度・多彩な代謝物の濃度分布情報を含むデータを見ることができます。
メタボローム解析データ利用ガイド(PDF)
プロテオーム解析データ
MSによって解析されたタンパク質の検出頻度、バリアントを含むペプチド情報などのデータを見ることができます。
プロテオーム解析データ利用ガイド(PDF)
関連論文
jMorpについての論文
jMorp: Japanese Multi Omics Reference Panel
jMorpを利用した論文
The structural origin of metabolic quantitative diversity
jMorp作成の過程で発表された論文
Establishment of Protocols for Global Metabolomics by LC-MS for Biomarker Discovery
関連プレスリリース・発表
202/11/12:ヒトリンパ芽球様細胞株で発現する遺伝子の精確な転写産物アイソフォーム情報を公開しました
2020/10/05:ゲノム・オミックス解析情報の公開データベース jMorpを大幅拡充 ~日本人の主な変異を網羅、メタボローム解析情報も~
2018/08/30:東北メディカル・メガバンク機構、 日本人多層オミックス参照パネル(jMorp2018) 公開したメタボローム解析情報の人数が1万人を突破
2017/10/03:日本人多層オミックス参照パネル、更に高精度に-メタボロームの解析人数がこれまでの5倍の5,093人に。年齢別の代謝物濃度分布・ネットワーク解析結果を追加-
2016/08/29:日本人多層オミックス参照パネル(jMorp)を拡張 -メタボロームの解析人数が1,008人に。項目間相関情報・ペプチド情報を追加-