科学館

「ATGCナノの旅」スリーエム仙台市科学館

東北大学東北メディカル・メガバンク機構は、スリーエム仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林公園)の常設展示場に、「ATGCナノの旅」を展示しています。展示は、ヒトの体の細胞、染色体について、またDNAやゲノムなどについて、視覚的に分かりやすい解説で紹介するとともに、一人ひとりに合わせた次世代型医療について大型のタッチパネルゲームで体験できる内容になっています。

展示の見どころ
01 解説パネル-自分の体をよく見てみよう

細胞の核をイメージした円形の壁面に解説パネルを配置しています。「 小さくなった人 」とともに体の中を探検しながら、細胞や核、遺伝子、DNA などがどのようなものなのか知ることができます。各パネルには次の解説パネルに関連したクイズが設定されており、クイズに答えながら「 A、T、G、C 」とは人間にとってどんな意味を持つ文字なのかを探っていけるようになっています。また各パネルの間には、影絵風の「 ATGC人間 」が会話をしており、ゲノムに関するさまざまな知識を紹介しています。

02 立体展示-わたしたちの体の中の 60 億文字

コーナーの中央には、ヒトの染色体一本分のゲノム量に相当する DNA の塩基配列( ATGC の文字列 )が書かれた長さ約5 kmのロール紙をかたどった模型( 円筒形に巻いたもの)が展示されており、ヒトのゲノム量の膨大さを体感することができます。

03 映像ゲーム-それぞれのゲノム、それぞれの薬

立体展示「 わたしたちの体の中の 60 億文字 」の裏側には、大型タッチパネル式モニターを利用した体験型ゲームを設置しています。画面上で、異なる人間それぞれのゲノムからできたタンパク質に型の異なる薬を投げつけて、弱ったタンパク質を治すゲームです。

展示場所

スリーエム仙台市科学館 (アクセス) 生活系展示室(3階) ※入館券必要

 

関連情報

2013/11/22:展示「ATGCナノの旅」のスリーエム仙台市科学館での公開開始【プレスリリース】
2013/12/19:仙台市科学館展示「ATGCナノの旅」についてメディアで紹介されました。