地域子ども長期健康調査

目的

東日本大震災後、子どもたちの病気の増加や症状の悪化が懸念されていました。その懸念に対して、地域子ども長期健康調査では以下の3つをこの調査の目的としました。

  • 1.震災が子どもたちの健康に与える影響の実態把握と対策立案
  • 2.所見のあるお子さん一人ひとりへの適切なこころの相談や受診勧奨等の実施
  • 3.(医療機関受診後に当機構から別事業への橋渡しをして)診断上必要あるいは難治性疾患で新たな治療法開発が必要な場合、保護者の同意のもと遺伝子解析を含む詳細な検査を実施し、最先端の医学的支援を行うこと

方法

平成24年度から平成27年度まで、宮城県内で調査参加希望のある全自治体(28市町村)の全公立小中学校で調査を行いました。調査方法はアンケート形式で、小学校2,4,6年生、中学2年生に学校で調査票を配布、郵送で回収しました。アンケートの内容は、主にアレルギー症状や、こころの状態などで、震災体験と共に質問しました。アンケート調査の結果、相談や支援が必要と考えられる場合、また保護者の方がご希望される場合、本機構が設置する地域支援センターでの支援を保護者の方のニーズにあわせて行いました。

アンケートの結果回付

ご希望される保護者の方には、アンケートの結果をお返しいたしました。また、アンケートにご回答いただいた保護者の方を対象として、希望によりご相談をお受けしました。結果により必要と思われる場合、お電話にてご連絡を差し上げました。

調査の結果について

2012年11月に宮城県岩沼市、亘理町、山元町でパイロット調査を実施しました。
2013年6月には、宮城県県南部の公立の全小学2・4・6年生と全中学2年生12,742人にアンケート調査を行いました。
2014年6月には、宮城県内の25の市町村にある公立小中学校のうち、ご協力いただいた188の小学校の2・4・6年生と、92の中学校の2年生28,159人にアンケート調査を行いました。
2015年6月には、宮城県県北部の14の市町村にある公立小中学校のうち、ご協力いただいた124の小学校の2・4・6年生と、63の中学校の2年生 18,489人にアンケート調査を行いました。

これら各年の結果のご説明はこちらからご覧ください。

地域子ども長期健康調査全体を通しての結果については、以下からご覧ください。

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