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2014.02.14

第45回インシリコ・メガバンク研究会開催のお知らせ(2月18日)

第45回インシリコ・メガバンク研究会を下記のとおり行いますのでご案内いたします。今回は国立遺伝学研究所 斎藤成也先生を講師としてお迎えし、「日本列島人のDNA進化:その過去と現在」について講演していただきます。

日時:平成26年2月18日(火) 17:00‐18:30
場所:東北メディカル・メガバンク機構2階会議室1

演題:日本列島人のDNA進化:その過去と現在
講師:斎藤 成也 先生(国立遺伝学研究所)

*本講演は医学系研究科系統講義コース科目の授業として振替可能です。

・概要:日本列島人の成り立ちについて、縄文時代から住んでいた「縄文系」と,弥生時代以降の「渡来系」の二つに考えて説明した考え方を「二重構造モデル」と呼ぶ。このモデルによれば、まず東南アジアに住んでいた古いタイプのアジア人集団の子孫が、旧石器時代に最初に日本列島に移住して、縄文人を形成した。その後弥生時代に移るころに,北東アジアからの移住があった。彼らはもともとは縄文人と同じ祖先集団から誕生し、その後独自の変化をして、顔などの形態が縄文人とは異なってきた。これら大陸からの渡来人は,先住民である縄文人の子孫と混血をくりかえした。ところが北海道にいた縄文人の子孫集団は渡来人との混血をほとんど経ず,アイヌ人集団につながっていった。沖縄を中心とする南西諸島の集団も,本土から多くの移住があったが,日本列島本土に比べると縄文人の特徴をより強く残した。以上のモデルは、おもに埴原和郎ら人骨データを解析した研究者が提唱したものだが、その後のゲノム規模SNPデータの解析結果も、この二重構造モデルを概略支持している。一方、古代人のDNAを直接調べる研究は、これまでミトコンドリアDNAが中心だったが、最近私の研究室と国立科学博物館を中心とした解析チームが、東北地方の複数の縄文貝塚遺跡から出土した人骨にのこっていたゲノムDNAの一部分を決定することに成功した。これらの結果は、縄文時代人が東ユーラシアの中できわめて特殊な集団だったことを明確にしめしている。今回の講演では、これらの、日本列島に過去から現在まで居住してきた人々のゲノムDNAの進化について、最新の成果を含めてお話しする。 

・世話人:河合洋介、長﨑正朗

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