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2013.03.15

女川町でToMMo地域健康イベントを開催しました。

2013年3月5日、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は宮城県女川町の子育て支援センターにて、ToMMo地域健康イベントを開催しました。
本イベントの対象は子育て中の母親で、母子15組が参加しました。

イベントは地域支援部門の菅原準一教授(地域支援石巻センター長)によるToMMoの事業紹介から始まりました。
宮城県、女川町でのお産の現状を交えながら、ToMMoの実施する妊婦・母親への支援活動、出産に関わる医療人材育成、これから始まる健康調査事業が説明されました。
続いては4児の母でもある吉田穂波医師(国立保健医療科学院)が月経をテーマに話し、「ママこそ体をいたわって」と訴えました。

イベントの後半は個別相談の時間です。
相談には産婦人科医、認知症や発達障害などの画像診断を専門とする放射線科医、精神科医、助産師、保健師が対応し、日頃の健康不安などに対して、一人ひとりの声に耳を傾けました。

今回のイベントは米日カウンシル(US-Japan Council) TOMODACHIイニシアチブの協力のもとに行われました。
また米国より視察のため、米国国立子ども医療センターのアウトリーチコーディネーターであるジョン・ウォルシュ氏が来訪しました。
氏は日米の医療人材交流を通して、未来を支える若い世代を中心に被災地を支援していくための人材コーディネートに携わっています。
今回の来訪は東日本大震災被災地の現状を肌で感じ、ニーズを把握する活動の一環とのことでした。

菅原教授は
「災害医療などは米国に学ぶべき点が多くある。
日米人材交流を通じて、災害弱者である妊婦、子どもを守るためのノウハウを持った専門家や、災害メンタルヘルスケアの専門家を被災地へ招き、最先端の災害対策策定やこれからの人材育成につなげたい」と考えています。

ToMMoは今後も母親や妊婦を対象にした相談会の開催を行っていく予定です。

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