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2016.11.16

遺伝情報回付に関するパイロット研究を開始しました

ToMMoは「ゲノムコホート研究における個人への遺伝情報の回付に関するパイロット研究」(家族性高コレステロール血症を対象疾患とする)をはじめました。

この研究では、東北メディカル・メガバンク計画によるコホート調査に参加した方の内から一部の方へ遺伝情報の解析結果をお知らせすることによって、どんな心理面、精神面の変化等が起きるのかを調べようとしています。解析した遺伝情報を参加者の皆さまにお伝えする(遺伝情報の回付を行う)のは、日本の大規模なコホート調査では例がなく、当パイロット研究が初の試みです。当パイロット研究を小規模な人数の方を対象に実施することで知見を蓄積して、より多くの参加者の方に有益な情報をお届けしていきたいと考えています。

対象となる方は、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査に参加している成人(20歳以上)で、コレステロール値が高いか、高脂血症(脂質異常症)で加療中または加療歴のある方のうち、ゲノム解析が完了している方(ただし解析結果は、当研究の対象となるかならないかに一切関係ありません)です。
ご協力いただく内容は、採血および5回のアンケート調査です。家族性高コレステロール血症の可能性が高いとわかった方にのみ、さらにインタビュー調査をお願いします。研究データおよび血液はToMMoにおいて厳重に匿名化いたします。
11月10日より対象者の方に調査協力のお願いを郵送しております。本研究全体の研究期間は2016年10月~2020年3月で、ご参加いただく方には最初の参加時から約1年半のご協力をお願いいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

コホート調査に参加された方々に、遺伝情報を解析した結果から何か有用な情報が得られたら、適切な手続きを経てお知らせすることは、私たちが参加者の方々との間にお約束したこと(インフォームド・コンセントの同意文書に記載)であると共に、私たちが目指す個別化医療・個別化予防に向けて必須のことです。

 しかし大規模なコホート研究において、参加者の方々に遺伝情報をお知らせする前例はありませんでした。遺伝情報をお知らせした場合の、その実際の方法や、どのように感じたり行動の変化が起こったりするのか、ご家族へどのように影響するのかなどについて調べ、遺伝情報をどのように皆さまにお伝えしていくべきなのかなどを慎重に検討することが、今回のパイロット研究の目的です。パイロット研究の詳細につきましては、遺伝情報の回付に関するパイロット研究 をご参照ください。

なお東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査での、解析した遺伝情報を参加者の皆さまにお伝えする事業の背景や議論の経緯につきましては、コホート調査における遺伝情報回付 をご参照下さい。

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関連リンク

コホート調査における遺伝情報回付
遺伝情報の回付に関するパイロット研究
遺伝情報回付についてのウェブページを公開しました
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